今やTBSの看板番組ともなっている「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」ですが、いわゆる“ドッキリ”系番組の一つであるがゆえに、最近特に“やらせ”を指摘する声が多数寄せられているようです。
そこで今回、「モニタリング」に噂されている“やらせ疑惑”の数々と、“やらせの証拠”についてまとめました。
「モニタリング」とは
出典:http://www.tbs.co.jp/
プロフィール
番組名:ニンゲン観察バラエティ モニタリング
ジャンル:バラエティ番組
制作局:TBS
放送開始:2012年10月24日
プロデューサー:田村恵里・田崎真洋(協力P)畠山渉
MC:ブラックマヨネーズ(小杉竜一・吉田敬)
レギュラー:笹野高史、小泉孝太郎、木下優樹菜、ハリセンボン(近藤春菜・箕輪はるか)、NAOTO(EXILE・三代目J Soul Brothers)
準レギュラー:FUJIWARA(藤本敏史・原西孝幸)、速水もこみち、DAIGO
誕生キャラクター:木部さん、原西ゴリラ
ニンゲン観察バラエティ モニタリングは、2012年10月24日から放送がスタートした、ブラックマヨネーズがMCをつとめるTBS系バラエティ番組です。
当初は深夜帯に放送されていましたが、2013年4月25日からは毎週木曜20時からのゴールデンタイム枠への進出を果たし、今やTBSの顔とも言えるバラエティ番組となっています。
出典:https://natalie.mu/
「モニタリング」の番組コンセプトは
日常生活ではありそうでありえない。でも、もしかしたらありえるかもしれない……そういう微妙なシチュエーションを設定し、そんな状況下におかれた人がどんな行動に出るのか?
これを事前に仕込んだ隠しカメラによって、こっそりモニタリングする“実験観察型バラエティ”というのが、番組の基本コンセプトで、あくまで台本などは用意されない、いわゆる「ドッキリ」番組の一つですね。
出典:http://blog.livedoor.jp/
ただ、そのような崇高とも言えるコンセプトを掲げているがゆえに、特にネットを中心に番組開始当初から“やらせ疑惑”が根強く指摘されていたことも事実なんですよね。
「モニタリング」に続々と寄せられる“やらせ”疑惑
そんな“やらせ疑惑”がくすぶっていた「モニタリング」ですが、2015年10月期からは、放送時間が異例の2時間枠に拡大され、その認知度がまた一段上がることに……
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これにより、当然視聴率も上がるわけですが、喜んでばかりもいられませんでした。皮肉なことに、それに伴ってやらせを疑う声も一気に表面化することになったからです。
そこで今回、「モニタリング」に噂されている“やらせ疑惑”の数々について、詳しく見ていくことにしましょう。
ベッキー扮する「木部さん」にやらせ疑惑噴出
あの“スプリングセンテンス”の一件によって、芸能活動を自粛する前は、ベッキーさんも「モニタリング」のレギュラーとして出演されていました。
当時、ベッキーさんが扮する地味で暗いけどめっちゃ強引な“木部さん”は、“原西ゴリラ”に並んで、「モニタリング」の番組内で誕生した人気キャラクターと言えるでしょう。
出典:http://www.officiallyjd.com/
ベッキーさんが扮する木部さん
当初は「モニタリング」の名物コーナーでしたが、次第にやらせを指摘する声も増えていきました。
当初は、番組内でも人気コーナーだった「木部さん」ですが、名物コーナーとして回を重ねるごとに、次のような批判的な声が多く寄せられるようになったようです。
- 「内輪ノリもつまらん」
- 「モニタリングファミリーが変装してるのはつまらない暴走でシラケる」
- 「ファミリーファミリー言ってて視聴者が置いてかれてる感」
- 「木部さんが寒すぎてみていられない」
- 「木部さんと言うよりベッキーを外して下さい」
引用:「モニタリング」2時間に枠拡大に「木部さん寒い」「やらせ臭ハンパない」と視聴者から疑問の声 http://dailynewsonline.jp/
また、成人式や結婚式など、大切なセレモニーに潜入したり、他の番組の生放送に乱入したりといった、ベッキーさんの“やり過ぎ感”に対しても批判が集まることに……
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やはり「木部さん」が周知されればされるほど、やらせ疑惑も深まるわけで、「わかっていて騙されている“フリ”をしている、一般人の演技にシラける!」なんて、視聴者の声も多かったようです。
それに、たとえ木部さんのことを知らない人でも、そこにカメラクルーが入っているだけで、何かの撮影が行われていることはバレバレですもんね!
有村架純さんの心霊現象ドッキリにもやらせの声が・・・
心霊現象系のドッキリは、やはりドッキリの王道とも言えるので、モニタリングでも“幽霊タクシー”や“幽霊バス”など、様々な企画に使われています。
そんな中でも、あまりにオーバーなリアクションだったことから「やらせでは?」と話題になったのが……有村架純さんの心霊現象ドッキリなんですよね。
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有村架純さんにだけ見える幽霊
「リアクションがかわいすぎる!」と話題になる一方で、やらせを指摘する声も……
そのシーンでの有村架純さんの鬼気迫るリアクションの数々について、具体的に記述した記事を引用しておきましょう。
「イヤだ…なんで私には見えるの?」「私には見える!」と取り乱し、さらに幽霊が近づくと「ごめんなさい!」「なんでなんで?」と絶叫してしまう有村。気づかないフリをする仕掛け人に対して一生懸命状況を説明する彼女の慌てふためいた姿は、これまでの清純なキャラクターからは想像もつかないものだった。
引用:想像を絶する萌えリアクション! 有村架純のお化けドッキリが可愛すぎる http://news.livedoor.com/
さすがに「これまでの清純なキャラクターからは想像もつかないものだった。」 は言い過ぎかとも思うのですが、確かに少々オーバーなリアクションだった感は否めません。
出典:https://matome.naver.jp/
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と言うのも、薄暗がりの中でボンヤリ見えてるってレベルではなく、それはもうハッキリと、幽霊役の白い服を着た女の子が見えているわけで、普通はドッキリを疑いますよね(笑)
途中、隣に座る田山涼成さんの手をつかんで、ものすごい滑舌の良さで幽霊の存在をハッキリと実況する有村架純さんには思わず笑っちゃいました。
その一方で、ひょんなことから有村さんに手を握られた、仕掛け人の一人である田山涼成さんはご満悦の表情を浮かべていました。羨ましい限りです。
出典:http://gossip1.net/
「モニタリング終了」の瞬間の有村架純さん
「バカ~!!なにこれ~」と笑顔がはじけます。正直可愛いです。たとえやらせだったとしても、とても非難する気持ちにはなれません。
まぁ、個人的な感想としては、こういう企画だったことを、事前に有村架純さんが知っていたかどうかは不明ですが、たとえ知らなかったとしても、頭の良い彼女ですから、瞬間的に企画の意図を察知して、騙されたフリをしちゃうでしょうね。
で、その際に思わず女優魂がむくむくと……それが少々オーバーなリアクションに繋がってしまった。そんな感じでどうでしょうか?
最後に、今もYoutubeにこの企画の動画が残っていたので貼っておきます。是非ご自身の目でお確かめください!
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=yhTiFmQd-HQ&w=560&h=315]
堀田茜さんと橋本マナミさんの“幽霊バス”にもやらせの声
2018年2月1日に放送された「モニタリング」の“心霊バス”のドッキリ企画に、堀田茜さんと橋本マナミさんが出演しました。
出典:https://twitter.com/
特に、堀田茜さんは、以前からドッキリ企画のリアクションに定評があったのですが、「南無妙法蓮華経……」とお経を唱え出したり、まるで霊媒師のように「消えろ~!」と絶叫したりと、その余りに大仰なリアクションに“やらせ”を疑う声が続出したんですよね。
出典:http://matsui-pharm.com/
二人のすぐ近くに腰を下ろす幽霊
震える声でお経を唱える堀田茜さん
そして、幽霊をあの世に追い返そうと、まるで霊媒師の如く「消えろ~!!」と叫ぶ場面も。
出典:http://matsui-pharm.com/
ただ、実際に幽霊が目の前に現れた場合、ほとんどの人はここまでの対応はしない、というかできないですよね!せいぜい見て見ぬ振りをして、ただジッと消えるのを待つ……って感じじゃないでしょうか。
まして、「消えろ!」なんてなかなか言えませんよ~せめて「消えて下さい」と、消え入りそうな声でお願いするのが関の山かと。
しかもです。特に堀田茜さんは以前に「モニタリング」に出演した際、タクシーの車内にいつの間にか幽霊が現れるという、同じ心霊現象系ドッキリである“心霊タクシー”を経験しているんですよね。
出典:https://www.scoopnest.com/
もちろん今回の“心霊バス”で出現した幽霊も、衣装はほぼ同じような感じですし、いくら天然キャラでもドッキリと気付かないわけはなく、その上であんな大仰なリアクションをしているってことは、やらせに違いないぞ!ってことになっているようです。
EXILEの関口メンディーさんと浜口京子さんも幽霊バスに乗っているんですが・・・
実は、その約1ヶ月前の2018年1月2日放送の「モニタリング」で、EXILEの関口メンディーさんと浜口京子さんも、この幽霊バスに乗っています。
関口メンディーさんと浜口京子さんも、先ほどの堀田茜さんと橋本マナミさん同様、なかなか強烈なリアクションをしてるんですが……実は、この二人に対する視聴者の反応は、“やらせ”を疑う声は皆無で、好意的なものばかりなんですよね。
出典:https://tr.twipple.jp/
特に、ラストの方で幽霊に「撮るなよ!」と大声で怒鳴られるシーンでは、あの体の大きなメンディーさんが体を縮み上がらせて、思わずカメラを足元に投げ捨てるシーンが可愛かったです(笑)
やはり、同じオーバーリアクションをしても、やらせを疑う声が出るか出ないかは、出演者によるようですね!
ちなみに、メンディーさんと浜口京子さんの心霊バスの動画はYoutubeに残っていました。少し画面が小さくなっていますが、見逃してしまった方は是非この機会にチェックしてみはいかがでしょうか。めっちゃ面白いですよ^^
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=N2CpTgiCPyM&w=560&h=315]
「モニタリング」がやらせをしていた決定的証拠があった
これまで挙げてきた、「モニタリング」のやらせ疑惑については、説明した通り、あくまで疑いであって、どれも決定的な証拠はないんですよね。
やらせ臭いと噂は立っているものの、「モニタリング」がやらせをしていたことを断定することはできませんでした。
ところがです!
実は、「モニタリング」がやらせをしていたことを示す、決定的な証拠が残っている企画があったんです。
「路線バスに変なルールがあったら…」ドッキリのターゲットの男性が実は・・・
2015年7月2日に放送された、「モニタリング」の4時間スペシャルの中で、“一般人の男性”が路線バスに乗ったところ、「膝の上にも着席OK」という謎のローカルルールがあった!という企画がありました。
その企画で、ターゲットとなった一般人男性がこちら。実に爽やかなイケメンです。
出典:http://articleimage.nicoblomaga.jp/
あくまで一般人を対象とした企画だったのですが、その後、このドッキリのターゲットになった一般男性が、ある芸能事務所に所属するタレントの卵だったことが判明したのです。
もちろん、たまたま芸能人の卵が、ドッキリのターゲットになった可能性も考えられなくもありません。しかし、ドッキリ番組において、芸能人の卵を一般人と偽って起用することは、以前より使われてきた常套手段だったと言います。そう考えると、十分にやらせと断定しても良さそうですね。
そして、ターゲットとなった人物の、芸能人であることを示す宣材写真は、「モニタリング」がやらせを行った確たる証拠になると言えるのではないでしょうか。
ターゲットとなった人物が芸能人だった証拠画像
「モニタリング」の「路線バスに変なルールがあったら…」ドッキリの中で、ターゲットとなった芸能人の卵は、芸能事務所「ビックワンウエスト」に所属するタレント、細田悠生さんであることが判明しました。
そして、「モニタリング」のやらせ疑惑を立証する証拠がこちら。
「モニタリング」のやらせ疑惑を立証する証拠画像
芸能事務所「ビックワンウエスト」の公式サイトに掲載されていた、細田悠生さんのプロフィールのスクリーンショットです。クリックすると拡大画像が見れるようにしてあります。
写真を見る限り、同一人物だと言っても良さそうです。念のため、もう一枚別の番組中のスクリーンショットを貼っておきましょう。
出典:http://www.jarna.jp/
但し、現在はヤラセが発覚してしまったためか、事務所のプロフィールから顔写真が削除されいるようです。逆に言えば、何か問題があったから削除したとも考えられますよね。
確かに、現在ではプライバシーの保護の観点から、一時期に比べるとなかなか一般人をターゲットにしたドッキリは難しい面があると言えますね。
そのようなリスクを回避するために、事前に了解を得るやらせ行為をしたり、顔を知られていない芸能人の卵を一般人と偽って使うことは十分に考えられますが、冒頭でご紹介したモニタリングのコンセプトから考えると、番組としての致命傷にもなりかねません。
「モニタリング」のやらせ疑惑についてのまとめ
・モニタリングは数々のやらせ疑惑が浮上していた
・ある回でターゲット男性がある芸能事務所に所属している男性だった
いかがでしたでしょうか。
やらせ疑惑が話題となっている「モニタリング」ですが、こうやってまとめてみると、やはりやらせをしている可能性は高そうですね。
但し、「モニタリング」のコンセプトとして、この記事の冒頭で挙げたもの以外にも、次のような意見があることも事実なんですよね。
当初から『親子が一緒に笑える番組』というコンセプトを掲げており、子どもに重きを置いている。
隠しカメラがモロ見えだったり、スタッフが見切れることも多く、制作サイドがどっきりの信憑性よりも、画的な面白さや、企画のおふざけ感を優先しているのは明らか。
そういった番組作りに批判が上がるのは当然ですが、どっきりを“子ども番組のコント”だと捉えれば、騒ぐだけ野暮とも。
引用:TBS・ベッキー『モニタリング』が異例の2時間レギュラー化、ヤラセ疑惑連発も「騒ぐだけ野暮!?」 http://news.livedoor.com/
出典:https://natalie.mu/
これを読むと、妙に腑に落ちる自分がいました。そう言えば、「モニタリング」のスタジオのセットも、子ども向けって感じがしますしね!そう考えると、やらせだなんだと目くじらを立てるのは大人げのないことなのかも知れません。