奥多摩バラバラ殺人事件の犯人の紙谷惣は新型コロナウイルス流行で南アフリカから帰国し逮捕されました。
紙谷惣の生い立ち・家族・結婚、被害者の古川信也の彼女・マリコや松井知行との関係、逃亡生活、裁判判決や現在をまとめました。
この記事の目次
紙谷惣は奥多摩バラバラ殺人事件の犯人
紙谷惣
生年月日：1974年3月28日
身長：171cmくらい
紙谷惣は奥多摩バラバラ殺人事件の犯人で、南アフリカに長く逃亡していて、国際手配されていましたが、新型コロナウイルスの流行で逃亡資金がなくなったことなどを理由に、自ら出頭し、2020年9月3日に、南アフリカから成田空港に帰国して逮捕されました。
紙谷惣の国際手配中の情報をまとめました。
・名前：紙谷惣
・異名：コウ、坂元、Koos
・生年月日：1974年3月28日
・身長：171cmくらい
・右足にまっすぐな傷跡あり
・顎の0.3cm未満のほくろあり
・額が禿げ上がっている
・目が鋭く切れ長
紙谷惣は奥多摩バラバラ事件の時は29歳で、17年間の逃亡生活の末、2020年に逮捕された時には46歳になっていました。
紙谷惣が起こした奥多摩バラバラ殺人事件…主犯格の松井知行と古川信也がトラブル
紙谷惣が犯人の奥多摩バラバラ殺人事件とは、古川信也さんが殺害された事件です。
元々は、東京・山梨連続リンチ殺人事件として、古川信也さんと長沼正司さんの2人が殺害された事件として捜査されていましたが、長沼誠二さん殺害の捜査は、松井知行が死亡したことで、容疑者死亡で書類送検となり、現在は古川信也さん殺害事件を奥多摩バラバラ殺人事件と呼ぶようになっています。
事件の発端は松井知行と古川信也さんのトラブル
被害者の古川信也さん（当時26歳）は、以前に会員制クラブに勤めていて、そこでトラブルが起こった時に事件の主犯格となる松井知行と知り合います。
古川信也さんは新しく自分で飲食店（クラブ）を出そうとしていて、それをかぎつけた松井知行が用心棒を買って出ました。
古川さんは一度それを了承しますが、松井知行の指示通りの飲食店を出すことを拒否しました。その理由は、松井が客のクレジットカードデータを不正入手するためだったからです。
松井は古川信也さんに何度も飲食店を出すように指示しましたが、古川さんは断り続け、松井からの連絡を絶ちました。
これに怒った松井知行は古川さんを拉致します。そして、数百万円の借用書を書かせ、金を工面するように古川信也さんに命じて、一度解放しています。
松井知行や紙谷惣が古川信也さんとマリコを拉致
松井知行による拉致監禁から逃げ出して解放された古川信也さんは、恋人のマリコ（当時19歳）と友人カップルの4人で福島県内に身を隠しました。
身を隠していた古川信也さんを見つけ出したのは紙谷惣でした。犯行グループの中でナンバー2の立場だった紙谷惣は、主犯格である松井知行とは事件の2～3ヶ月前である2003年6～7月ごろに出会います。そして、2人は詐欺グループとして仲間になり、紙谷惣は松井知行に気に入られるために、古川信也さんを探し出すことにしました。
紙谷惣は古川信也さんを見つけるために、古川さんの住民票を取得し、実家を尋ねます。探偵を装い、古川さんの母親に居場所を教えるように迫り、さらに知人女性に報酬をちらつかせて、2003年9月17日深夜に古川さんを千葉県市川市のレストラン駐車場に呼び出します。
そして、やってきた古川さんを紙谷惣は拉致し、さらに松井知行は古川さんの交際相手であるマリコも誘拐して、埼玉県戸田市のマンションに監禁しました。
そして、古川信也さんをガムテープでぐるぐる巻きにして、リンチを加えました。
マリコに古川信也さん殺害を命じる
翌、9月18日の昼には紙谷惣たちは古川さんとマリコを奥多摩町の空き地に移動して、車のトランクに監禁します。さらに9月19日には山梨県のキャンプ場に移動して、古川信也さんの殺害を決めます。しかし、マリコの処遇に困ることになりました。
マリコを解放すれば、警察に駆け込まれてしまう。でも、マリコを殺害するほどの理由もない。
それなら、マリコを共犯にしてしまおうということになり、マリコを「やらなかったお前も殺すぞ」、「家族がどうなっても知らないぞ」と脅し、マリコの抵抗する気力を失わせ、監禁で衰弱した古川信也さんの首を絞めさせました。これで、マリコは共犯になってしまったのです。
それから、紙谷惣や松井知行らが古川信也さんの首にベルトを巻いて、両側から綱引きのように引っ張り、松井が古川の顔面を殴って殺害しました。
19日深夜から20日未明にかけて、紙谷惣や松井知行らが古川信也さんの遺体をノコギリや包丁で解体し、ビニール袋に入れて、丹波山山中から奥多摩山中にかけて投棄しています。
2003年10月4日に、奥多摩町の町道で人間の右腕が落ちているのを猟友会のメンバーが発見し、事件が発覚しました。
2004年1月8日までに、未成年を含む犯行グループの配下の8人が逮捕され、供述から古川信也さんの頭部が見つかっています。
また、取り調べの中で、2003年5月27日に歌舞伎町で行方が分からなくなっている長沼正司さんの殺害も同じ犯人が関与していることがわかりました。
その後に逃亡
犯行グループの8人は逮捕されましたが、主犯格の松井知行とナンバー2の紙谷惣、さらに古川信也の交際相手であり、無理やり共犯にされたマリコは逮捕されることはありませんでした。
紙谷惣と松井知行、マリコ、さらに仲間のミドリの4人は、所在がつかめない状態になっていたのです。
紙谷惣の生い立ちや経歴・家族
出典：sankei.com
紙谷惣の生い立ちや家族、経歴などはほとんど明らかになっていません。
しかし、事件前に松井知行と知り合った時にはキャバクラの雇われ店長をしていたことがわかっています。紙谷惣と松井知行は、紙谷惣が店長をしていたキャバクラに松井が客として訪れたことで知り合いました。
カリスマ性があったとされる松井知行とは異なり、紙谷惣はもともとはパシリタイプだったようです。
紙谷は、キャバクラで雇われ店長をやっていたけど、あのころはパシリだったこともあり素直だった。
引用：奥多摩山中で26歳男性がバラバラ死体に…BBQと共に行われた鬼畜たちの「狂気の宴」（原 雄一） | 現代ビジネス | 講談社（4/12）
紙谷惣と知り合った時の松井知行は偽造カード詐欺や違法薬物の密売にかかわっていて、紙谷惣は自分の子分（配下）たちを詐欺の実行犯として紹介し、さらに松井知行と協力して詐欺で得たブランド品を売りさばく店を始める準備もしていました。
紙谷惣は松井知行から「紙谷さん」と呼ばれていましたが、松井が3つ年上だったこともあり、力関係は松井の方が上でした。
「被告人は、詐欺グループを率いていた松井を尊敬し、あてにしていた。気に入られたいと、意に沿うように動いた」（検察側冒頭陳述）
引用：【奥多摩バラバラ殺人】被害者は頭から爪先までガムテープでグルグル巻きにされ暴行、正座させられた…法廷で明かされた残忍すぎる手口（デイリー新潮） – Yahoo!ニュース
松井知行に「気に入られたい」という思いが強いことからも、紙谷惣は基本的にパシリ体質だったことがわかります。
また、松井知行と一緒に南アフリカに逃げてからは、日本の協力者にも横柄な態度をとるようになっていきました。
2008年には、日本の知り合いに電話をかけて次のように話しています。
今、南アフリカに逃げている。人を殺してバラバラにした。不良中国人もビビる松井という凄い人と一緒だ。悪いけど、高級外車を調達してくれ。フェラーリとかベンツがいいな。コンビニの駐車場にエンジンをかけて止めておいてくれれば仲間が持って行くから
引用：奥多摩山中で26歳男性がバラバラ死体に…BBQと共に行われた鬼畜たちの「狂気の宴」（原 雄一） | 現代ビジネス | 講談社（4/12）
この時点でも、紙谷惣は松井知行を尊敬し、子分のような存在だったことがわかります。
紙谷惣は結婚していた？
紙谷惣は結婚していたかどうかは不明です。ただ、事件前の時点では、結婚していない可能性が高いでしょう。結婚していたら、さすがに家族を置いて、松井やマリコたちと南アフリカに逃げないでしょうから。
ただ、逃亡先の南アフリカでは結婚していたのかもしれません。紙谷惣は2020年に南アフリカの日本大使館に出頭した時、「同居人がコロナに感染した」と話していました。同居人が男性か女性かは不明ですが、46歳の男性の同居人なら、結婚した奥さんの可能性はあると思います。
紙谷惣は奥多摩バラバラ殺人事件後にマリコや松井知行らと南アに逃亡
出典：prtimes.jp
紙谷惣は奥多摩バラバラ殺人事件の後に国外逃亡しました。
紙谷惣は10月4日に古川信也さんの右腕が見つかったというニュースが流れると、他人名義の偽造パスポートを使って、ハワイに出国します。ハワイへの出国は次の4人で行いました。
・松井知行
・マリコ
・ミドリ
男性2人、女性2人のハワイへの逃避行です。ハワイで紙谷惣たちは南アフリカに逃亡する計画を立てました。
紙谷惣は古川信也の交際相手のマリコと2人で韓国経由で10月22日に南アフリカに到着、松井知行とミドリはアメリカのアトランタを経由して南アフリカに到着しました。
紙谷惣が韓国経由で南アフリカに逃亡したことから、紙谷惣は韓国籍ではないか？という噂もありましたが、特に在日韓国人などの証拠があるわけではないので、日本国籍の可能性は高いです。
紙谷惣の逃亡生活
2003年10月に紙谷惣はマリコと一緒に日本からハワイを経由して、南アフリカに逃亡しました。逃亡先に南アフリカを選んだのは、南アフリカに日本で連絡を取り合っていたカード偽造団がいたからです。
また、南アフリカは日本から遠く、犯罪人引渡条約を結んでおらず、さらに南アフリカは死刑廃止国だから、死刑の可能性がある殺人を犯した犯罪を引き渡さないだろうと考えた可能性もあります。
紙谷惣たちは南アフリカに入国した後、カード偽造団の人たちがいるヨハネスブルグの大邸宅に身を隠しました。そこからは、ミドリが帰国したため、3人で南アフリカ国内を転々とします。ヨハネスブルグ→ダーバン→ケープタウン→ヨハネスブルグ→ケープタウンのように転々としていきます。
車の詐欺や南アWC詐欺
紙谷惣たちは、南アフリカで詐欺を行って生活費を稼いでいました。
日本の協力者に高級外車を日本で調達させて、それを南アフリカで売りさばいたことがありました。
「南アに逃げた紙谷や松井は、日本から送られてくる盗難ベンツを売り捌いて逃走資金に充てていました」
また、2010年には南アフリカでサッカーワールドカップが行われましたが、それに乗じた詐欺も行っています。
紙谷惣と一緒に逃亡してきたマリコはインターネット関係に強い女性で、日本のサポーター向けにサッカーワールドカップ南アフリカ大会へのツアーを催行する「Ｔｏｅｒ Ａｆｒｉｋａ」（ツールアフリカ）という企業のホームページをインターネット上に開設して、南アフリカ国内やスタジアムまでの送迎を手配すると宣伝し、日本から数万円～百数十万円を振り込ませました。
この詐欺は被害総額1億円にも上っています。
紙谷惣と松井知行とマリコのその後
紙谷惣は松井知行のことを尊敬していました。少なくとも2008年までは、日本の仲間に「不良中国人もビビる松井という凄い人と一緒だ。」と話していたので、紙谷惣と松井知行は良好な関係を築いていました。
また、2010年の南アフリカで行われたサッカーワールドカップに乗じた詐欺も一緒に行ったと見られています。
しかし、2010年10月からは、南アフリカの首都にある豪邸で紙谷惣・松井知行・マリコの3人で生活していました。しかし、2011年6月16日に紙谷惣は松井と喧嘩別れをすることになります。
この頃、紙谷惣たちをかくまっていた松井の取引関係者は南アフリカの軍や警察幹部に近い人物で、松井の仕事（詐欺行為）をことごとく潰すようになりました。このことで松井は精神的に追い詰められ、やる気をなくし、『お前らみたいなお荷物がいるから俺は疲れた。死ぬことにした』と発言するようになりました。
それを聞いた紙谷惣は松井と口論になり、家を出ていったのです。紙谷惣はこの時点で英語（現地語？）を流暢に話していて、現地人を使って商売をするなど、自分で生計を立てるようになっていました。
南アフリカに逃亡してから8年近く、紙谷惣と松井知行、マリコの3人で過ごしていたのに、紙谷惣は1人になり、松井知行とマリコが取り残される形になりました。
松井知行は自殺？
紙谷惣に捨てられる形になった松井知行は、紙谷惣を探し回りましたが見つからず2011年9月にはマリコに「自殺する」と言い残して、隠れ家を出ていきました。
その後、2016年12月ごろに南アフリカの海岸で首をつって死亡しているところを発見されています。2022年7月24日に指紋が照合され、遺体は松井知行のものと矛盾はないと判断されました。
なぜ、2016年12月に自殺したのかは不明ですが、2016年には南アフリカのスタンダード銀行発行のクレジットカードを使って、日本のATMから約18億円が一斉に引き出されたという事件がありました。この事件に松井知行が関与していて、何かトラブルが起こり、自殺に見せかけて殺害されたのではないか？という疑いもあります。
とにかく松井知行は、逃亡先の南アフリカで死亡していることは間違いありません。また、松井知行が死亡したことで、長沼正司さん殺害については容疑者死亡で書類送検となり、捜査は終結しています。
マリコは帰国
紙谷惣が出ていき、さらに松井知行も「自殺する」と言い残して出ていったことで、ひとり残されることになったマリコ。
マリコは紙谷惣や松井知行に強要されて、南アフリカまで国外逃亡することになりましたが、マリコはハワイから南アフリカまでは紙谷惣と行動を共にしていましたが、南アフリカに来てからは、松井知行と恋人関係だったという証言があります。
松井とマリコは恋人同士、夫婦気取りで生活していました。2人が口論するとき、マリコは負けていませんでした。ワールドカップの観戦ツアーを装った詐欺では、松井がトップで、その下にマリコがいました。
引用：奥多摩山中で26歳男性がバラバラ死体に…BBQと共に行われた鬼畜たちの「狂気の宴」（原 雄一） | 現代ビジネス | 講談社（10/12）
マリコは2011年11月にマリコの両親の尽力により、日本に帰国することができました。そして、成田空港で警察に逮捕されています。取り調べでは逮捕事実を否定し、「手を貸すそぶりをしただけ」と主張しました。
「松井やその配下の者たちに脅されて、自分の命を守るためにやむを得ず手を貸す素振りをしただけです」
引用：奥多摩山中で26歳男性がバラバラ死体に…BBQと共に行われた鬼畜たちの「狂気の宴」（原 雄一） | 現代ビジネス | 講談社（9/12）
その結果、嫌疑不十分で不起訴となり、釈放されています。しかし、2014年6月にはワールドカップの詐欺事件で逮捕されたそうです。
一通りの前置きをして、「実は、マリコが、警視庁の捜査二課にワールドカップの詐欺事件で逮捕されました」と告げられた。
ただ、マリコに関しては、あれだけの事件に巻き込まれながらも被害者という側面が大きいですし、事件当時は未成年だったことから実名報道はほとんどされていません。（インターネット上には実名は出ている）
紙谷惣は現地民と同じ生活？
紙谷惣は2011年6月に松井知行と喧嘩別れとなり、隠れ家を1人で出ていきました。紙谷惣は南アフリカの公用語である英語を理解し、流暢に話すことができたそうです。
一部報道では、紙谷惣は松井知行と別れた時には自分で生計を立てられるようになっていたとしていますが、それほど裕福な生活ではなかったと思われます。
なぜなら、地道な仕事をしていたからです。
紙谷容疑者はヨハネスブルクやケープタウンで暮らし、家のリフォームやエアコンの修理や門番など色んな仕事をしていましたが、
引用：（2ページ目）殺人犯「松井知行容疑者」が逃亡先の南アフリカで自殺するまで 一緒に逃げた女性と遺書の中身 | デイリー新潮
家のリフォーム、エアコン修理、門番、そのほかパソコン修理などもしていました。これらの仕事を真面目にやっていたら、「裕福な生活」はできないと思います。
現地住民と同じような生活をしていたのでしょう。
紙谷惣はコロナで日本大使館に出頭
2020年8月下旬に紙谷惣は在南アフリカ日本大使館に「指名手配されている紙谷だ」と言って出頭しました。出頭した理由は生活に困窮したためのようです。出頭理由について、紙谷惣は次のように話しています。
・大家とトラブルになって家を追い出され、行くところがなくなった
・同居人がコロナに感染した
・コロナで仕事も金もなくなった。日本に帰りたい
新型コロナウイルスの流行で、仕事がなくなり、住むところもなくなったため、日本に帰りたいと思うようになったようです。ロックダウン中の南アフリカでアジア人男性が住むところがなくなったら、犯罪に巻き込まれ、略奪に遭う可能性は高いですよね。
南アフリカはロックダウン中で国際線の発着がなかったため、大使館は日本の警察や外務省と協議して、2020年9月3日に各国への帰還者向けのチャーター機に紙谷惣を搭乗させ、日本に帰国させました。成田空港到着後はPCR検査を受け、陰性であることが確認された後に逮捕されています。
紙谷惣は裁判で殺害を否認
紙谷惣は2020年9月3日に成田空港で逮捕されました。成田空港での逮捕容疑は、逮捕監禁容疑です。古川信也さんを戸田市のマンションの一室に監禁した疑いでの逮捕です。
そして、その後に殺人や死体遺棄・損壊の疑いでも再逮捕されています。しかし、殺人への関与は否定しています。
被告人質問でも、「殺害時の記憶がない。古川さんが殺害される様子を見たことはありません。当時、一緒に仕事を立ち上げようとしていた者から電話がかかってきた。
引用：【奥多摩バラバラ殺人】南アフリカに17年逃げていた48歳被告が「被害男性の恋人」にやらせたトンデモないこと – ライブドアニュース
被害者の古川信也さんの母親は次のように陳述しています。
帰国の理由を被告人は『海外での生活が苦しくなったからではなく、コロナの影響でもない』と言っていましたが、信じられません。息子を殺したことを反省し、罪の意識から出頭したというのであれば、もっと早く帰国していたはずです。被告人が今回帰国したのは、松井からの資金援助がなくなり、生活が苦しくなったからに他ならないと私は思います。要するに、被告人は、死にたくない、生きたい、と思って帰国したのです
引用：【奥多摩バラバラ殺人】南アフリカに17年逃げていた48歳被告が「被害男性の恋人」にやらせたトンデモないこと – ライブドアニュース
確かに、紙谷惣は生きたいと思ったから、日本に帰国したのでしょう。事件後に逮捕されていた配下の共犯者たちは紙谷惣が殺害に関与していたと証言しています。
また、Tだけでなく、他のメンバーらも、このとき「紙谷は古川さんの体を押さえていた」と証言する。
引用：【奥多摩バラバラ殺人】南アフリカに17年逃げていた48歳被告が「被害男性の恋人」にやらせたトンデモないこと – ライブドアニュース
果たして、紙谷惣の殺害関与は裁判で認定されるのか？注目が集まります。
紙谷惣の現在：裁判の判決は懲役13年
紙谷惣は現在、東京地裁で裁判を受けています。2023年2月には検察から懲役20年が求刑されています。
3月7日に東京地裁で紙谷惣に対する判決が言い渡されました。判決は懲役13年です。共犯者からは紙谷惣は殺害現場にいて、古川信也さんを押さえつけていたという証言がありましたが、裁判では紙谷惣は殺害現場にいなかったと認定されました。
東京地裁は7日の判決で「紙谷被告は殺害現場にはいなかった」と判断した一方、「殺害する意思を仲間の男らと通じ合っていた」として、殺人の共謀が成立すると判断、懲役13年を言い渡しました。
懲役13年・・・。遺族としては納得できない判決だと思います。
紙谷惣のまとめ
紙谷惣が犯人の奥多摩バラバラ殺人事件の概要・詳細や紙谷惣の生い立ちや家族、経歴、結婚の有無、事件後の逃亡生活やマリコ・松井知行との関係、逮捕や裁判や判決・現在などをまとめました。
古川信也さんとご遺族の気持ちを思うと、判決にはまだ納得いかない部分があると思います。また、当時19歳だったマリコの人生を大きく狂わせて責任は大きいですね。
