だいたひかるのプロフィールと経歴

真顔で淡々と「どーでもいいですよ」と歌いながら、ネタを披露するだいたひかるさんが、世間に知られるきっかけになったのは、お笑い番組「R-1ぐらんぷり」や「エンタの神様」です。

お笑い芸人を始める前は、美容師を職業としていた過去を持っています。だいたひかるさんが、大ブレイクするまでの道のりを見てみましょう。

だいだひかるのプロフィール

地元である埼玉県の高校を卒業後に、美容に関連した専門学校へと進学しただいたひかるさん。

専門学校を卒業後は、美容師として働き始めました。

実際に美容院で勤務する内、マニュアル通りに沿った業務が肌に合わないと感じていた頃、手を怪我したことが引き金になり美容師を廃業。

後年、芸人になるまでの経緯を、テレビ朝日で放送された「じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告～」においてゲスト出演した際に自身の言葉で語っています。

美容院を辞めてから時間を持て余し、デパートで開催していたカルチャーセンターの科目に「お笑い」という項目があったので迷わず選んだのだとか。

これを聞いたMCの名倉潤さんは、「誰が教えてくれるの?デパートで?」とツッコミが入り、「東京の芸能事務所を教えてくれただけだった」と回答。

まさかの展開に対して、スタジオは大きな驚きに包まれました。

素人で「ブレイクもの！」で勝ち抜いた

その後、深夜枠に放送されていたバラエティ番組「ブレイクもの！」に出演し、「お笑い世紀末スターオークション」の企画において5週連続で勝ち抜く快挙を素人ながら達成しました。

この番組に出演したお笑い芸人は、まだ無名だった「おぎやはぎ」「北陽」などを発掘したことで知られています。

勝ち抜いただいたひかるさんは、業界から注目が集まり、次第に「爆笑オンエアバトル」や「タモリのボキャブラ天国」などの番組から、出演依頼が舞い込むようになったのです。

2002年には、ピン芸人のコンテストとして知られる「R-1ぐらんぷり」の初代チャンピオンに輝きました。

そして「エンタの神様」において「どーでもいいですよ」と歌いながら、日常の疑問を披露する芸が受けて大ブレイクを果したのです。

だいたひかるの歴代の旦那とは？元夫との離婚原因も紹介

だいたひかるさんが結婚していることは知られていますが、実は過去に離婚歴もあります。

どのような経緯で前の旦那と離婚して、現在の旦那と知り合ったのでしょうか。

1人目の旦那は北本かつら

2006年1月、放送作家をしている北本かつらさんと交際2ヶ月で結婚しました。

当時の北本かつらさんは人気番組を数多く担当しており、「ホンマでっか!?TV」「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」「モヤモヤさま～ず2」など20本以上抱えていたそうです。

旦那は家にほとんど帰宅することができないすれ違いの日々だったようで、結婚後わずか1年後の2007年1月に電撃離婚を発表。

離婚の原因について元旦那の北本かつらさんは、「僕が情けないのが悪かった」とブログで心情を明かしています。

実は結婚していた頃、だいたひかるさんにはダンサーの二宮清さんと不倫疑惑のスクープが流れたことがありました。

ちなみに二宮清さんは、社交ダンスの元全日本チャンピオン。現在は東京都中央区の一等地でダンススクールを経営しています。

不倫疑惑報道から数か月後に離婚発表となり、離婚原因はだいたひかるさん側にあるのではないかとの憶測も流れました。

2人目の旦那は小泉貴之

だいたひかるさんは、2013年にアートディレクターの小泉貴之さんと再婚しています。

2人の馴れ初めは、2012年に開催された、最新の文房具を紹介するイベント「文具祭り」で一緒に仕事をしたことがきっかけでした。

実はだいたひかるさんは、文房具好きが高じてイベントを盛り上げることもオファーされる程の文房具好きとして知られているのです。

イベントの中には、「だいたひかるとジャンケンをして勝ったら、だいたひかるが好きな文房具をプレゼント」という企画がありました。

このジャンケン大会で勝ち抜いて優勝したのが小泉貴之さんで、優勝の品は名刺入れでした。中を開くと、だいたひかるさん個人の名刺も入っていたのです。

さすがに貰うわけにもいくまい、と考えた小泉貴之さんは、返却するために声をかけたのだとか。

2人のその後のやり取りは明確ではありませんが、これがきっかけで食事に行き、交際に発展しました。

結婚までの道のりはスムーズだった

プロポーズをしたのは、小泉貴之さんの方でした。だいたひかるさんは、プロポーズに対して「じゃあ、しようか」とアッサリとオーケー。

小泉貴之さんはマメなタイプのようで、だいたひかるさんの両親に宛てて「交際させて頂いています」という旨の手紙を送ったこともあるんだとか。

だいたひかるさんの両親は、小泉貴之さんに対して良い印象を持ったと明かされています。

だいたひかるさんは趣味として俳句も俳句も楽しんでいるそうで、茶道の先生である小泉貴之さんの母親と話が弾み、すぐに打ち解けることができたそうです。

このように、お互いの両親と良い関係を築くことができた2人は、スムーズに結婚の話が進み、だいたひかるさんの誕生日に入籍しました。

だいたひかるの乳がん闘病①　発覚は偶然だった

だいたひかるさんは、2016年に乳がんを患ったことを公表しています。

結婚後は、妊活のために芸能界の仕事をセーブしていたのですが、思わぬところで病気が発覚したそうです。

自覚がないまま告知を受けた

たまたま診察を受けた際、右胸にしこりがあることを病院から指摘されただいたひかるさんは、エコーに映った27ｍｍの大きさの腫瘍に愕然としたといいます。

全く自覚症状がなかったそうで、エコーの結果から組織検査と呼ばれる精密検査に進むことが決まると次第に恐ろしさが増していったそうです。

そんなだいたひかるさんの様子を見かねた旦那の小泉貴之さんは、自宅の壁中に「大丈夫」と書かれた紙を貼って勇気付けてくれたのだとか。

優しさを有難く思いながら病院で結果を聞くと、ステージ2Aの乳がんだと告げられ、頭が真っ白に。

しかしそのまま容赦なく、医師から治療方針の説明に移り、リンパ節への転移の可能性や乳房の切除についてあれこれとレクチャーを受けたそうです。

何を言われても医師の説明が「お経を聞いているようだった」と、当時の動揺ぶりについて後に語っているだいたひかるさん。

よくわからないから、聞き方変なんですけど、『オススメはなんですか？』って聞いたんですよ。
シェフのオススメは？　みたいに（笑）。そしたら全摘って言われました。手術説明の後すぐにおっぱい再建の説明もされて、え？　そんな同時に話す？　って、またビックリでした。

 

引用：だいたひかる 乳がんを告白、”右乳房全摘”乗り越えた夫婦愛 – 女性自身 https://jisin.jp/

全摘出による治療

胸を残すことも可能でしたが、乳がん再発のリスクがあると聞き、夫婦で話し合い、右胸を全摘出する手術に踏み切ることにしただいたひかるさん。

そして世間にはまだ乳がんであることを公表せず、ヒッソリと治療を行いました。本来であれば色々と気持ちをさらけ出したい、という気持ちもあったそうです。

しかし、お笑い芸人をしている以上、周囲を不安な気持ちを見せてはいけないと考えて、乳がん公表はこの当時jは見送りました。

入院したのが2016年の2月25日で、翌日に全摘出の手術が終わり一安心していたところに、腫瘍がリンパ節に転移していることが発覚。ステージ2Bであると告知されました。

だいたひかるの乳がん闘病②　本格的な抗がん剤治療へ

手術を終えただいたひかるさんは、転移したがん細胞と戦うべく、内的治療へシフトしました。

様々な厳しい現実と向き合あいながらも、前向きに考えて治療に取り組んだといいます。

抗がん剤の副作用をポジティブに

2016年3月上旬に退院し、通院しながら抗がん剤治療を始めたものの、副作用が出て髪の毛がバラバラと抜け始めてきました。

抜け落ちる髪を見ると思い悩んでしまうと、抜けそうな髪の毛を自ら引き抜いたんだとか。

暫くすると、うっすらと産毛状態の髪が生えているのを見つけただいたひかるさん夫婦。旦那は「まるで地球の始まりを見ているようだ」と感動していたそうです。

この様子に対して「良い物をみせることができた」と満足したと語っています。

がんと聞くと、たいていはまず死への恐怖や苦しい治療のイメージが先行しがちですが、だいたひかるさんは残された時間を濃く生きたいと考えるようにと考えるようになったそうです。

何事も受け取り方次第で楽しみに変えられる、とポジティブ思考に切り替えたようです。

右胸を全摘出しても良かったことがあると、インタビューで語っています。

「胸は再建手術をしていないので、下着の片方にはぽっかりした空間が。そこにハンドタオルを丸めて入れています。
この前、神社にいって手を清めた後に、サッと出したら、ちょっと温もりもあって（笑）。胸ポケットとして、とっても重宝しています」

 

引用：だいたひかるが語る「乳がん手術でできた私の胸ポケット」- 女性自身 https://news.line.me/

がんだから笑いが必要

乳がんの闘病に対して前向きな気持ちで挑むだいたひかるさんは、がんを患ったらこそ笑いが大事だと思うようになりました。

一般的にがんになると鬱になるケースも多く、だいたひかるさんも「手術後に腕が上がらなくなったら」と思い悩んだこともあったのだとか。

実際には、手術が終わって2週間で、いつ襲われても殴り返せるくらい腕が上がるようになった、とインタビューで語りました。

「がんだからこそ笑いが必要、笑う方が人生は楽しい」と考えるだいたひかるさんは、「乳がんあるある」ネタを集めて、がん患者の前で披露したいと思いついたようです。

小林麻央のブログで勇気を貰う

キャスターとして活躍していた小林麻央さんが、2017年6月に乳がんで逝去しました。

小林麻央さんが亡くなる約1年前である2016年5月、乳がんであることを旦那の市川海老蔵さんが記者会見を開き公表しています。

小林麻央さん自身もAmebaブログで、日々闘病の様子を記事として公開しました。常に前向きな姿勢を保つ小林麻央さんに、数多くの女性が勇気づけられました。

だいたひかるさんも小林麻央さんのブログを読んで共感し、「頑張ろう」といつも前向きになれた、と感謝の意を表しています。

だいたひかるの乳がん闘病③　乳がん再発

乳がんの治療を2016年に終えただいたひかるさんですが、がんが再発したことを発表し、注目を集めています。

治療への意気込みを見せる

だいたひかるさんが乳がんの再発を発表したのは、2019年3月のことでした。

自身で運営するオフィシャルブログにおいて、「検査の結果陽性でした。全摘出しても再発するのかと不安がらせるかもしれませんが、ごく稀なこと」と綴っています。

また、年に1度の再検査で小さな腫瘍をみつけることができてラッキーだった、と変わらないポジティブさを見せました。

もし発見が遅れてそのまま翌年の再検査まで1年経過してしまったら、どれほど腫瘍が大きくなり、体に負担を与えるかと考えるとゾッとする、と肝を冷やした様子。

今後については、「がんは、しつこいですがシツコク治療していこうと思います」と意気込みを語るだいたひかるさん。

ブログのコメント欄には「負けないでください」「応援しています」とファンから暖かいメッセージが沢山寄せられました。

だいたひかるの乳がん闘病④　手術で腫瘍除去

だいたひかるの現在①　再発後のステージは？

ステージは気にしていない？

だいたひかるさんの公式ブログには、読者から「ステージ0でも亡くなる方はいる、ステージ4でも治る人もいる。あまりステージは気にしてはいけない」とのコメントが寄せられました。

これに返信する形で、だいたひかるさんはブログに「ステージは気にしない」というタイトルで記事を2020年2月にアップしています。

私もステージを気にしない事にしています！
最初の告知は2A、手術してリンパ転移が見つかり2B、局所再発してからは聞いていません。

私は鉛筆ではないので…ガンの濃さなど知っても仕方ないと思いました！

 

引用：ステージは気にしない – だいたひかるオフィシャルブログ https://ameblo.jp/

文房具好きのだいたひかるさんらしいコメントですね。

だいたひかるの現在②　 ブログに日々の様子をアップ

食べることを楽しんでいる

だいたひかるさんは、公式ブログを1日に何回か小まめに更新しています。

2020年3月20日には手作りの食事画像をアップし、「夫の大好きなシソとゴマをふんだんにいれました」と楽し気なブログを公開。

その前日の3月19日には、東京都内にある人気のドイツパンの専門店に赴いています。

だいたひかるさんによると3月末日で閉店してしまうそうで、もっと早く行けばよかったと書かれています。

とても美味しかったようなのですが、「余計なものを使っていないので安心」と、原材料に気を遣っている様子がうかがえます。

買い物中に1人初詣?

2020年3月19日にアップされたブログには、買い物をしている時に小銭で膨れたお財布を2回もばら撒いてしまったのだとか。

レジで小銭をばら撒いてしまい（ボタンがちゃんとハマってなかったようで…）

太っ腹なお賽銭状態で、一人で初詣みたいになっていました　なので小銭入れを使う事に！

 

引用：恥ずかしかった…  – だいたひかるオフィシャルブログ https://ameblo.jp/

沢山の散らばった小銭をお賽銭に例えるセンスが秀逸ですね。

だいたひかるの現在③　子供はいない

前の旦那である北本かつらさんとの間にも、現在の旦那である小泉貴之さんとの間に子供はいません。

だいたひかるさんは小泉貴之さんと結婚後、妊活を行っている最中に乳がんが発見されています。

だいたひかるさんの体調を優先して、子作りは控えているのかもしれませんね。

まとめ

だいたひかるさんは、美容師を辞めてカルチャースクールで「お笑い」の講座に申し込んだことがきっかけで、本格的に漫才師を目指すことになりました。

バラエティ番組「ブレイクもの！」に出演し注目を集め、「エンタの神様」で大ブレイク。

プライベートにおいては、北本かつらさんとの離婚を経てアートディレクターをしている小泉貴之さんと再婚しました。

2016年に偶然発見された乳がん。右の胸を全摘出する手術で腫瘍を除去しましたが、2019年に再発を公表して再度手術に踏み切っています。

再発後のステージについては「気にしない」という理由により伏せられており、現在、放射線治療を継続して行っているようです。

だいたひかるさんの漫才を再び見る日が来ることを願い、これからも治療が上手く行くように応援していきましょう。