悪魔ちゃん命名騒動とその後現在!父親の佐藤重治と母親・子供の佐藤亜駆・事件の動機と逮捕・裁判と判例もまとめ

悪魔ちゃん命名騒動とは、父親と母親が自分の子供に「悪魔」という常軌を逸した名前をつけようとして起きた騒動です。

 

この記事では悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治や母親、子供の佐藤亜駆さん、佐藤重治の動機や裁判と判例、その後起こした事件と逮捕、現在についてまとめました。

悪魔ちゃん命名騒動は父親が子供に「悪魔」と名づけようとした事件

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

「悪魔ちゃん命名騒動」とは、東京都昭島市に住むある夫婦(当時30歳だった父親・佐藤重治と当時22歳の母親)が、1993年7月に生まれた自分たちの子供に「悪魔ちゃん」と名づけようとし一時は受理されるも、その後、行政から夫婦に対して子供の名前を改めるよう指導が入り、この措置を不服とした父親が家庭裁判所に不服申し立てを行った事で起こった事件です。

 

この事件は新聞や週刊誌、テレビなどのマスコミが大きく報じた事で社会的に注目され、騒動を引き起こした父親と母親が積極的にマスコミ取材に応じて自分たちの正当性をアピールして騒いだ挙句、父親が「悪魔パパ」などと名乗ってテレビのバラエティに出演するなど、大きな騒動へと発展しました。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動を引き起こした父親は佐藤重治

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

「悪魔ちゃん命名騒動」を引き起こしたのは、「悪魔」と命名されそうになった子供の父親・佐藤重治という人物でした。

 

騒動の当初はこの父親の名前は明らかにされていませんでしたが、この男は騒動後に何度も事件を起こして逮捕されており、その際の報道で「佐藤重治」という実名が報じられ、一部のメディアが、この佐藤重治が悪魔ちゃん命名騒動の時の父親であると報じたために特定される事になりました。佐藤重治が逮捕された事件については後述します。

 

また、本人も堂々と本名でSNSを利用して自分が悪魔ちゃん命名騒動の父親であるとアピールしているため知れ渡っている状況です。

 

悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治ですが、事件当時は30歳で、東京都昭島市内でスナックを経営していました。いわゆるスナック店主と客たちとのノリで子供の名前を「悪魔」にする事にし、実際にそのように出生届を提出しました。

 

しかし、その名前が物議を醸し、一旦は受理されたもののその後に行政から名前を変えるように指導されると、父親・佐藤重治は納得がいかないとして不服申し立てを行い騒動となりました。

 

父親・佐藤重治が引き起こした悪魔ちゃん命名騒動は社会的に注目されるようになり、メディアも面白がってこれを報道。

 

父親の佐藤重治は社会から注目される事に快感を覚えるタイプだったのか、テレビのワイドショーやニュース番組、新聞や週刊誌の取材に応じるばかりか、「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」や「進め!電波少年」などの人気バラエティ番組にまで生まれたばかりの子供を連れて出演しています。

 

ちなみに、父親・佐藤重治が経営していたスナックは1994年に閉店したという事です。

 

また、裁判記録によると、父親の佐藤重治は都立日野高校を卒業後、ダンプカーの運転手などとして会社勤務し、その後はテレホンクラブを運営する会社の常務取締役に就任。会社業績は順調で月の給与支給額は600万円にも達していたという事です。この事からスナック経営は副業だったのかもしれません。

 

なお、佐藤重治は悪魔ちゃん命名騒動の事態推移や裁判などが気掛かりになり、職務に専念できないとして会社を退職したという事でした。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の母親…1996年に離婚も子供の親権は手放している

 

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「悪魔ちゃん命名騒動」の母親は事件当時22歳で、実名などは明かされていませんが、父親の佐藤重治の経営するスナックの従業員だったという情報を一部のメディアが当時報じていました。

 

この母親ですが、当初は父親の佐藤重治が「悪魔」などと子供を命名しようとするのに猛反対したとの情報があります。しかしその後、子供の父親の佐藤重治に押し切られる形で従っており、騒動後にメディア取材を受けた際も、父親の佐藤重治に賛同する立場をとっていました。

 

しかし、騒動発生から3年後の1996年にこの母親は父親・佐藤重治と離婚しています。離婚の理由は佐藤重治が1996年7月に覚醒剤取締法違反で逮捕された事だと言われていますが、正確には父親・佐藤重治の逮捕は離婚成立後でした。

 

そして、悪魔と名付けられそうになった子供の親権ですが、信じがたい事に父親の佐藤重治が取ったようです。「悪魔ちゃん命名騒動」のWikipediaには「子は母親に引き取られた」と書かれていますがこれは誤りで、2006年8月9日発売の週刊新潮に掲載された「あの“悪魔ちゃん”は“児童養護施設”で暮らしている」という記事に子供と佐藤重治の親族の証言が掲載されており、父親の佐藤重治が親権を取った事が明かされています。

 

この週刊新潮の記事では、子供の母親へのインタビューも実施されており、母親は子供が養護施設に入れらた事(父親・佐藤重治の逮捕により養護施設へ送られていた)を知らなかったとし、「(父親・佐藤重治の)逮捕された直後は私があの子の面倒を見ていた」、「色々事情があって離れて暮らす事になったが、父親の家族に育てられていると聞いていた」との内容の母親のコメントが紹介されています。

 

また、母親は「一度でいいから(子供の)大きくなった姿を見てみたい」ともコメントしており、母親は離婚後に子供や佐藤重治の家族とは疎遠になっていた事や、母親としてそれなりに子供を気にかけていた事などが明らかになっています。

 

逮捕された直後は私があの子の面倒を見ていたのです。しかし、その後、いろいろな事情があって離れて暮らすことになった。今は元夫の父親の家で育てられていると聞いていました。その後の状況については全く知らされていません。一度でいいから大きくなった姿を見てみたい

 

引用:2006年8月9日発売「週刊新潮」掲載記事「あの“悪魔ちゃん”は“児童養護施設”で暮らしている」より抜粋

 

とはいえ、悪魔と名付けられそうになるなどは虐待行為であり、そんな状況に子供を置いて去るというのはまともな母親だとはとても思えません。裁判所も子供の親権はできるだけ母親に持たせようとするはずなのに、親権が明らかに問題大アリな父親・佐藤重治に持たされている時点で、この母親も色々な意味で問題のある方だったのでしょう。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治が子供に悪魔と名づけようとした動機

 

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「悪魔ちゃん命名騒動」は父親の佐藤重治が自分の子供(息子)に「悪魔」などという明らかにネガティブな印象を抱かせる名前を名付けようとした事が原因となって起きた騒動です。

 

自分の子供に「悪魔」などと名付けようとするのは常軌を逸していますが、なぜ、この父親・佐藤重治はこのような名前を自分の子供につけようとしたのか、その動機についても見ていきます。

 

佐藤重治は騒動後、メディアに積極的に出演して悪魔と命名した動機をアピールしていました。

 

佐藤重治は悪魔命名の動機を「平凡な名前でなくインパクトのある名前の方が周囲から注目される機会が多く、人の記憶に残る、それによって本人も刺激を受けて向上につながる」、「悪魔は悪の世界で最強なので、何かでトップになる人間になって欲しいという気持ち込めた」などと語っています。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の裁判

 

「悪魔ちゃん命名騒動」の裁判は、父親の佐藤重治が昭島市役所の対応に不満を持ち、家庭裁判所に不服申し立てを行った事で起こりました。

 

 

「悪魔ちゃん命名騒動」の裁判が起こるまでの経緯

 

父親の佐藤重治と母親が「悪魔」という名前で子供の出生届を提出したのは1993年8月11日でした。昭島市役所は一旦はこれを受理したものの、翌8月12日に戸籍課職員の間で疑義の声が上がり、東京法務局八王子支局に問い合わせを行っています。

 

その翌日の8月13日、法務局八王子支局からの指示があり、昭島市役所の戸籍課は受理手続きを留保する対応を取り、8月17日には市長が法務局八王子支局長に正式に指示を求める手続きを取っています。

 

その後、9月27日に支局長から子供の名前を「悪魔」として処理するのは妥当でなく、届出人(子供の父親と母親)に新たな子供の名前を追完(要するに新た名前を考えさせ申請させる)させ、それに応じるまでは名前を未定のままの出生届として取り扱うとする指示が出ました。(一時、戸籍には「悪魔」と記載されるも、誤記扱いとして抹消)

 

そして10月4日、昭島市役所は父親の佐藤重治宛に、子供に新たな名前をつける事を求める書類を送付しました。

 

 

父親の佐藤重治が不服申し立てをし裁判へ

 

父親の佐藤重治はこの昭島市役所の措置に不満を抱き、10月20日に家庭裁判所に「悪魔」の名前を戸籍に記載して受理手続きを完成させる事を求める不服申し立てを行い裁判となりました。

 

翌年の1994年2月1日、東京家庭裁判所八王子支部は、「『悪魔』という名前は命名権の濫用で戸籍法違反にあたり、市長が名前の受理を拒否する事が許されるが、一旦届出を受理し戸籍に記載している以上、両親に戸籍訂正の申請をさせる必要があり、一方的に『悪魔』の表記を戸籍から抹消したのは違法」だとし、戸籍に「悪魔」と記載するように命じる判決を下してしまいます。

 

しかし、昭島市役所側はこの判決を不服とし「抹消の事務処理は適切」と主張して即時抗告。

 

これを受け、父親の佐藤重治側は「不服申し立ての意義はあったが、争いが続く間は子供の名前がない状態が続く上、(自分自身の)精神的疲労と仕事にも支障が出ている」などとして、不服申し立てを取り下げました。

 

これにより、悪魔ちゃん命名騒動の裁判自体は終了となりました。

 

 

父親の佐藤重治が子供の新しい名前を届出し受理され騒動は終了

 

裁判終了後の1994年3月16日、父親の佐藤重治はまだ諦め切れなかったのか「阿久魔(あくま)」という名前はどうか?と昭島市役所に問い合わせを行っています。しかし市役所側は「当て字であっても『あくま』はダメという立場」と回答。

 

そこで、父親の佐藤重治は妥協し、同年5月30日に「佐藤亜駆(あく)」という名前を届け出たところ、昭島市役所は同日付でこれを受理し悪魔ちゃん命名騒動は終了となりました。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の判決は役所が出生届の受理を拒否できる場合の判例に

 

「悪魔ちゃん命名騒動」の裁判で、東京家庭裁判所八王子支部は市町村長などは、ある特定の場合には子供の名前の受理を拒否できる場合があるとして、以下4つの場合を示しました。

 

1:命名権の濫用にあたる場合

2:社会通念上明らかに名として不適当な場合

3:一般常識から著しく逸脱している場合

4:名の持つ本来の機能を著しく損なう場合

そして、「悪魔」は「命名権の濫用にあたる場合」であるとして、役所が出生届の受理を拒否できると示された。

 

引用:「悪魔ちゃん」命名騒動から31年 “キラキラネーム”は2025年施行「改正戸籍法」で規制される?

 

これは、現在もいわゆるキラキラネームやDQNネームなどと呼ばれる名前のうち、特に不適切な名前の受理を拒否できる場合の判例とされています。

 

ただ、実際には形式上のルールさえ満たしていれば拒否する裁量は認められておらず、多くのキラキラネームやDQNネームがそのまま受理されているのが現状です。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の子供は佐藤亜駆という名前になっている

 

「悪魔ちゃん命名騒動」における被害者ともいえる佐藤重治の子供ですが、裁判のところでも触れたように「佐藤亜駆(さとう・あく)」という名前での届出が受理され、現在はこの名前で生活していると言われています。

 

ただ、母親によってさらにこの「佐藤亜駆」からの改名手続きが取られ、現在は社会通念上特に問題のない普通の名前になっているという情報もあるようです。これは情報元が示されていないため真偽不明です。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治の事件① 覚醒剤取締法違反で逮捕

 

「悪魔ちゃん命名騒動」を引き起こした父親の佐藤重治ですが、この騒動後に何度も事件を起こして逮捕される事を繰り返しています。

 

佐藤重治の確認できる最初の事件と逮捕は、1996年7月に覚醒剤取締法違反(所持・使用)での逮捕です。

 

事件の概要としては、東京都立川市にある公立病院「立川病院」の看護婦・渡辺恵(事件当時22歳)、平野明美(事件当時23歳)を含むグループが覚醒剤を使用していたとして逮捕されたもので、2人は病院から覚醒剤を使用するために注射器を持ち出していたというものです。

 

この事件ではこの2人を含む暴力団員を含む遊び仲間7人が逮捕されているのですが、この7人のうちに佐藤重治でした。暴力団員と付き合いがあった佐藤重治は、ゲームセンターで知り合った渡辺恵らに覚醒剤を渡していたという事です。

 

佐藤重治はこの事件で実刑判決が言い渡されて刑務所に入る事になり、一時的に子供(佐藤亜駆)は、離婚していた母親に引き取られるも、事情によりこの母親も子供を育てる事が難しいという事になり、最終的に佐藤亜駆さんは児童養護施設に入れられています。

 

佐藤重治はこの事件で釈放後も何度も覚醒剤での逮捕を何度も繰り返しており、2020年の時点で覚醒剤での逮捕が6度などと自身のSNSのプロフィールに記載しています。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治の事件② 窃盗と覚醒剤取締法違反で逮捕

 

出典:https://i0.wp.com/

 

佐藤重治は2014年にも窃盗事件と覚醒剤取締法違反で逮捕されています。

 

佐藤重治は2014年9月24日に日野市内のハンバーガーショップのガラス窓を破壊して侵入し、レジから約70万円を窃盗しています。

 

10月16日、警視庁日野署は東京・日野市に住む無職佐藤重治(51)と、同じく無職の36歳男性を窃盗容疑で逮捕した。
「9月24日に、日野市のハンバーガーショップのガラス窓をバールのようなもので割って、店内に侵入。レジから約70万円を盗んだ疑いです。日野市周辺では2年ほど前から飲食店を狙った窃盗事件が相次いでいた。

 

引用:テレビ・新聞が完全スルーした“悪魔ちゃんの父親”窃盗逮捕「覚せい剤の前科も……」

 

佐藤重治は「20件ほどやった」と他にも窃盗事件を繰り返していた事を自供。自宅の捜索で覚醒剤も発見されたため、覚醒剤取締法違反でも逮捕されています。

 

この事件で、佐藤重治は懲役4年6ヶ月の実刑判決を言い渡されて府中刑務所に服役しています。

 

佐藤重治は、この2014年の逮捕で6度目の逮捕と自らのSNSのプロフィール欄に記載しており、ニュースソースがないため確認は難しいのですが、この記事で取り上げた以外にも何度も事件を起こして逮捕される事を繰り返していた可能性があるようです。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の父親・佐藤重治のその後と現在

 

「悪魔ちゃん命名騒動」を引き起こした父親の佐藤重治のその後や現在も話題です。

 

佐藤重治が騒動のその後に何度も事件を起こして逮捕されていた事はすでに書きましたが、佐藤重治は2014年頃より、フェイスブックやX(当時はTwitter)などのSNSを本名で開設し、自身が悪魔ちゃん命名騒動を引き起こした「悪パパ」であると名乗り、投稿を繰り返していました。

 

 

しかも、佐藤重治はSNSのプロフィール欄に現在の職業は覚醒剤の販売などと堂々と書いており、もはや逮捕を全く恐れていない様子です。

 

平成26年、覚醒剤取締法違反で6度目の逮捕。4年6月の実刑となる。令和元年7月、5度目の懲役を府中刑務所で終えて出所、現在に至る。職業、覚醒剤の販売。犯罪と真摯に向き合うアウトロー。

 

引用:佐藤重治のXのプロフィール欄

 

しかし、2020年を最後にフェイスブックとXの投稿は停止しており、現在の様子は不明です。現在はまたも事件を起こして逮捕されて服役している、もしくは現在は既に死亡しているといった推測も出ていますが、佐藤重治の現在についてのはっきりした情報は出ていません。

 

 

悪魔ちゃん命名騒動の子供・佐藤亜駆のその後と現在

 

「悪魔ちゃん命名騒動」の被害者ともいえる、子供の佐藤亜駆さんのその後の現在も話題になっています。

 

父親の佐藤重治に「悪魔」などと常軌を逸した名前をつけられそうになった子供・佐藤亜駆さんですが、2006年8月9日発売の週刊新潮に掲載された「あの“悪魔ちゃん”は“児童養護施設”で暮らしている」という記事にて、その後や現在が明らかにされました。

 

週刊新潮の記事によれば、騒動のその後、佐藤亜駆さんは1996年に両親が離婚し、あろうことか親権者は父親の佐藤重治となり引き取られます。ところが、それからすぐに父親の佐藤重治が事件を起こして逮捕、収監されたため、一時的に母親に引き取られます。

 

しかし、母親も何らかの事情により、子供の佐藤亜駆さんを手放す事になり、再び父親の家族の元へと戻され、たらい回しのような状態になります。そして、佐藤重治の家族は面倒を見切れなかったのか佐藤亜駆さんは幼稚園に入園する頃に児童養護施設に入れられています。

 

その後は、佐藤亜駆さんは児童養護施設で育ち、小・中学時代はサッカー部に所属し、「将来はプロサッカー選手になりたい」と言っているとの内容も明かされています。

 

ただ、この週刊新潮の記事を最後に、「悪魔ちゃん命名騒動」の子供・佐藤亜駆さんに関する続報は出ていません。

 

佐藤亜駆さんは1993年7月生まれなので現在は「31歳」になっているはずです。社会に出て活躍しているはずの年齢ですが、佐藤亜駆さんが現在、どこで何をしているのかはわかっていません。

 

 

まとめ

 

今回は、1993年に生まれた子供に父親の佐藤重治と母親が「悪魔」という常軌を逸した名前をつけようとした事で起きた「悪魔ちゃん命名騒動」についてまとめてみました。

 

悪魔ちゃん命名騒動の原因は父親の佐藤重治(当時30歳)で、自分の子供に「悪魔」という名前をつけようとしたところ昭島市役所から名前を付け直すようにとの指示があったため、それを不服として裁判を起こした事で騒動になりました。

 

父親の佐藤重治が自らの子に「悪魔」と名付けた動機ですが、「平凡でなくインパクトのある名前の方が注目されるため、本人が刺激を受けて向上する」、「悪魔は悪の世界最強であるため、何かでトップになってほしいという思いを込めた」などの不可解な説明を本人はしていました。

 

悪魔ちゃん命名騒動の母親は当時22歳で、当初は子供に「悪魔」という名前をつける事に反対したものの、その後押し切られて賛同しています。

 

子供は最終的に「佐藤亜駆」という名前がつけられて騒動は終結していますが、その後、別の名前に改名したとの情報もあるようです。

 

悪魔ちゃん命名騒動の原因を作った父親の佐藤重治は、その後、覚醒剤取締法違反や窃盗で逮捕されており、実刑判決を受けて服役しています。

 

悪魔ちゃん命名騒動の裁判は最終的に父親の佐藤重治が不服申し立てを取り下げた事で終わっていますが、当初に家庭裁判所が下した判断は、役所側が名前の申請を拒否できる場合についての判例となっています。

 

悪魔ちゃん命名騒動の被害者だといえる子供の佐藤亜駆さんですが、その後は両親の離婚により児童養護施設に預けられ、小・中学時代はサッカー部に所属してプロサッカー選手を目指していたという事です。しかしその後は続報がなく現在は不明です。

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