昭和の美人女優といえば、だれを思い浮かべますか？美人＆大女優の山本富士子さんのプロフィールや身長・年齢と経歴、若い頃のかわいい画像、結婚した旦那や子供（息子）と長男の嫁との関係や孫、宇野昌磨ファンの噂と現在をまとめました。
この記事の目次
山本富士子は元祖・美人女優
出典：daily.co.jp
山本富士子
生年月日：1931年12月11日
出身：大阪府大阪市西区
身長：159cm
所属：フリー
血液型：AB型
活動：女優
山本富士子さんは昭和を代表する美人女優＆大女優です。
第1回ミス日本でグランプリに輝き、それをきっかけに芸能界入りします。
美人女優としてたくさんの映画に出演して人気になりましたが、契約で所属事務所と揉め、その後は演劇を中心に活動しています。
ただ単に「美人」というだけでなく、凛としていて、三島由紀夫からは「外見だけでなく内面も素晴らしい女性」と評価されています。また、リンゴの「フジ」という品種は、育種者が山本富士子さんのファンだったことから名付けられました。
山本富士子の身長
山本富士子さんの身長は159cmです。
現在の日本人女性の平均程度になりますが、1931年生まれという年齢を考えると、身長はかなり高い部類に入っていたと言えるでしょう。
山本富士子の年齢
山本富士子さんは2024年12月時点での年齢は93歳です。
1931年生まれです。
山本富士子さんは90代になってからも、表舞台に立っています。
老人ホームのCMに出演したり、インタビューに答えたりと、年齢を感じさせない活躍をしています。
2019年には「徹子の部屋」に出演していました。2019年の山本富士子さんが出演した徹子の部屋は、山本富士子さんが87歳、黒柳徹子さんが86歳。2人合わせて、173歳。
すごい年齢＆すごい番組ですね。
山本富士子の若い頃が超キレイ
山本富士子さんは、「美人女優」の代表です。「天下の美女」・「日本一の美女」と言われ、和服が似合う美人です。若い頃の山本富士子さんは本当に美しかったんです。
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出典：jiji.com
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目鼻立ちははっきりしているけれど、やや面長で肩幅は狭くなで肩なので、山本富士子さんは日本美人ですが、おそらく世界基準で見ても、美人であることは間違いないでしょう。
山本富士子さんが出場したミス日本のコンセプトは、『「日本らしい美しさ」を掲げて、社会で活躍することを後押しする日本最高峰の美のコンテスト』です。山本富士子さんはそのコンセプトにピッタリの女性だったということですね。
山本富士子の家族
山本富士子さんは1931年に大阪市西区立売堀で生まれました。母方の実家が船場の綿花問屋の山重で、父親は鉄工所を営んでいて、3階建ての洋館に住んでいたというのですから、相当お金持ちだったことは間違いありません。
家族構成はこちらです。
・父親：鉄工所経営
・母親：綿花問屋の娘
・姉：3歳年上
・山本富士子
姉は耳鼻科の医師になり、開業医として活躍していて、2018年に引退したということですから、90歳まで現役医師だったことになります。
山本富士子さんの家系はみんな長生きで「女性でもしっかり働く」という意識が強いのかもしれませんね。
山本富士子の経歴
生い立ち
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山本富士子さんは1931年に大阪で生まれました。子供の頃は裕福な生活を送り、花柳禄寿門下の花柳禄之助について日本舞踊を習っていました。
しかし、1945年に太平洋戦争が終わり、山本富士子さんは大阪府立大津高等女学校に入学しましたが、終戦の1年後に進駐軍がやってきて、自宅が強制的に接収されてしまいます。3階建ての洋館だったことから、進駐軍の住宅として目をつけられたとのことです。
当然、家具や着物なども没収され、山本富士子さん一家は京都への引っ越しを余儀なくされました。学校は京都府立第一高等女学校に転校し、1949年に卒業しています。
ミス日本でデビュー
高等女学校卒業後は、日本銀行の採用試験を受けますが不採用になります。不採用になった理由は「美人過ぎるから」とのこと。適性や能力には問題なかったものの、美人過ぎるから、男性行員が落ち着かなくなるのではと懸念されて、採用は見送りになりました。
現代でも「顔採用」という言葉がある中、「美人過ぎて不採用」なんてことがあるんですね。それだけ山本富士子さんの美しさは際立っていたのでしょう。
そのような中、1950年に読売新聞社・中部日本新聞社・西日本新聞社が主催する「第一回ミス日本」のコンテストが開催されることになりました。このミス日本は戦後のアメリカからの物資支援に対して、アメリカ国民に感謝の意を伝えるための女性親善大使を選ぶ目的で開催されました。
そして、山本富士子さんは父親の友人の推薦で出場することになったのです。約700人の応募があり、その中から満場一致でグランプリが決まりました。
満場一致でのグランプリ選出なんて、いかに山本富士子さんの美しさがずば抜けていたかがわかりますね。
ミス日本初代グランプリに輝いた山本富士子さんは、翌年の1951年にミス日本としてアメリカに公式訪問し、ニューヨークのヤンキー・スタジアムで有名女優のマリリン・モンローとメジャーリーガーのジョー・ディマジオに会っています。
各社争奪戦の上、女優デビュー
ミス日本グランプリになった山本富士子さんにはスカウトが引っ切りなしに訪れましたが、当初は女優を目指す気持ちはありませんでした。しかし、姉に「これからの女性は仕事を持つことよ」とアドバイスされ、女優になる決心をします。
そして、1953年に各映画会社の争奪戦の末、大映に入社し、女優への道を歩き始めます。
「近世名勝負物語 花の講道館」で長谷川一夫の相手役でデビューし、次々に人気作品に出演し、1956年の「夜の河」が大ヒットして大映の看板女優に成長しました。
山本富士子さんの代表作はこちらです。
・『夜の河』
・『彼岸花』
・『暗夜行路』
・『黒い十人の女』
・『私は二歳』
・『雪之丞変化』
1962年までは年間10本近くの映画に出演していました。
1956年には映画『夜の河』でNHK主演女優賞、1958年には『白鷺』『彼岸花』で第9回ブルーリボン賞主演女優賞、1960年には『女経』『濹東綺譚』で第34回キネマ旬報賞を受賞しています。
契約で揉めてフリーに転身
大映の看板女優としてがむしゃらに働いていた山本富士子さんでしたが、1963年1月に大映との契約更改を迎えました。
前年の契約更改では「年に大映2本、他社2本出演」が認められましたが、この時の契約更改は前年と同じ条件だったにも関わらず、山本富士子さん側の要求は受け入れられませんでした。
実はこの7年前にも山本富士子さんと大映は契約で揉めていました。入社時の契約は次のようなものでした。
「1本あたりのギャラはスライド制で1年目が10万円、2年目が20万円、3年目が30万円と意外に安いかわりに、3年たったら自由契約」
しかし、3年後の自由契約という約束は守られなかったのです。おそらく山本富士子さんはこの時から大映に対する不満が少しずつ溜まっていたと思われます。
そして、1963年1月に交渉が決裂すると、山本富士子さんは1月末の契約切れを持って、フリーになることを宣言しました。
当然、大映の社長は怒り狂います。大映の社長は山本富士子さんを解雇し、五社協定を使って、山本富士子さんを映画から締め出したのです。
五社協定とは松竹、東宝、大映、新東宝、東映の取り決めのようなもので、大栄社長が五社協定を使って「山本富士子を映画に出演させるな！」と宣言したことで、山本富士子さんは映画出演が事実上できなくなってしまいました。
しかし、それでも山本富士子さんは帝国ホテルで記者会見を開き、「そんなことで映画に出られなくなっても仕方ありません。自分の立場は自分で守ります。その方が生きがいがあるし、人間的であると思います。」と宣言してフリーになりました。
演劇の世界で活躍
この五社協定によって、映画界から干された山本富士子さんでしたが、五社協定の圧力が強く、演劇にも出演できない状態でした。
「日本を代表する女優」といわれた山本だったが、映画出演の依頼はなくなり、舞台出演の機会まで閉ざされた。これが五社協定の威力だった。
山本富士子さんはテレビドラマに活路を見出し、1960年代はテレビ出演を増やします。その後は演劇に出演できるようになり、演劇界を中心に活動をするようになりました。演劇に出演できるようになってからは、演劇一筋で女優活動を続けていて、2001年には紫綬褒章を受章しています。
大映を退社後は1度も映画には出演していません。
山本富士子は山本丈晴と結婚
山本富士子さんは、1962年に山本丈晴さんと結婚しました。
山本丈晴は音楽家
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山本丈晴
生年月日：1925年5月22日
出身：山梨県南都留郡河口村（現在の富士河口湖町）
レーベル：キングレコード、日本コロムビア
活動：音楽家
山本丈晴さんは作曲家・ギタリストとして活動していた音楽家です。
1943年に豊島師範学校（現在の東京学芸大学）を中退した後、1945年に作曲家の古賀政男氏に入門し、ギターや作曲の基礎を学びます。
1950年・1951年には師匠の古賀政男氏と共にハワイや北米、南米に演奏旅行に行きました。
その後、1958年からはキングレコード専属作曲家として三橋美智也や春日八郎等への楽曲提供、1965年からは日本コロムビア専属作曲家として美空ひばりや村田英雄への楽曲提供を行い、さらに1969年からは山本富士子さんが主演する舞台の全作品の音楽を担当しました。
また、学校の校歌や社歌、各地の町歌などの作曲も手掛けていて、2004年には出身地の富士河口湖町特別町民に認定され、さらに2006年には第48回日本レコード大賞功労賞を受賞しています。
馴れ初めはレコード録音
出典：47news.jp
女優の山本富士子さんと音楽家の山本丈晴さんの馴れ初めは、レコード録音です。
山本富士子さんはレコード録音のために、作曲家の古賀政男氏の自宅に行く機会がありました。この青春日記は古賀政男氏が作曲した楽曲で、藤山一郎さんが歌っていましたが、山本富士子さんが1957年にカバーすることになったんです。
1957年当時は、すでに山本丈晴さんは古賀政男氏の弟子入りしていたどころか、正式な養子になっていましたので、山本富士子さんが古賀政男氏の自宅にレッスンに行ったら、山本丈晴さんと知り合うのは自然な成り行きです。
この「青春日記」では山本丈晴さんもギターで参加しています。
大反対を押し切って結婚
出典：47news.jp
交際することになった山本富士子さんと山本丈晴さんですが、順風満帆とはいきませんでした。まず、嫁入りをするか、婿養子になるかで、山本家と古賀家が揉めます。
しかし、古賀先生は丈晴さんに自分のあとを継がせたいから「富士ちゃんが古賀家にお嫁に来てほしい」ということだったのですが、私の両親は、私の姉がすでに結婚をして外に出ているので山本には、私一人しかおらず私に山本を継がせたいため、お嫁には出せないと両家の話し合いがつきませんでした。
引用：山本富士子インタビュー
さらに、山本丈晴さんは肺結核になってしまうのです。肺結核の療養のために、山本丈晴さんは山梨県の実家に戻りました。そのような状況の中、山本富士子さんの父親が亡くなり、母親は山本丈晴さんの人柄を認めて、2人の交際を許してくれたのです。
しかし、山本丈晴さんは肺結核です。山本富士子さんと結婚するために、肺結核を治さなくてはならないと、大手術を受けることを決心します。そして、手術が成功したら、結婚してほしいと山本富士子さんにプロポーズしました。
しかし、それは、肋骨4本を切除し、背中を30数針縫うという生死をかけた大変な大手術だったのです。手術が決まった前日「もし手術が成功して健康を取り戻せたら結婚をして欲しい。」というのがプロポーズの言葉でした。
引用：山本富士子インタビュー
そして、その手術は無事に終わり、山本丈晴さんの兄から「手術は成功した」と電話で聞いた山本富士子さんは涙が止まりませんでした。その後、1962年に山本丈晴さんが旧姓の古賀から山本家に婿養子に入る形で2人は結婚したのです。
最後まで山本富士子が看取る
1962年に結婚した2人は、ホテルニュージャパンで挙式し、そのまま羽田空港からハワイに新婚旅行に旅立っています。ただ、山本富士子さんほどの大物芸能人が、結婚式は派手なものにはせず、その分のお金を養護施設に寄付したとのことです。山本富士子さんは本当に内面も美しい方なんですね。
結婚後、2人は仲睦まじく生活し、1969年から山本富士子さんが演劇の舞台に出演するようになると、山本富士子さんの主演作では旦那の山本丈晴さんが担当するようになります。
2000年代後半になると、山本丈晴さんは体調を崩すようになります。亡くなる前の4年間は闘病生活が続きましたが、山本富士子さんが献身的に旦那さんを支え、仕事を断って病院に泊まり込むようになります。
そして、山本丈晴さんは2011年9月7日に都内の病院で肺炎のために亡くなりました。86歳でした。
山本富士子の子供は1人…長男の嫁や孫は？
息子が1人で長男の嫁は料理愛好家
山本富士子さんは1968年に長男を出産しています。
子供はこの息子1人だけです。お名前は山本茂晴さんと言います。
そして、長男の嫁は料理愛好家の山本薫さんです。この長男の嫁の山本薫さんは2022年12月に「山本家の食卓はパクパク、おかわり！」という料理本を出版しました。
山本富士子さんと山本薫さんの関係性は良好です。この本の中で、山本富士子さんは次のようなコメントを出しています。
お嫁さんというより娘のような薫へ「美味しい！」料理をいつもありがとう！山本富士子
引用：Amazon.co.jp: 山本家の食卓はパクパク、おかわり！ (扶桑社ムック) 電子書籍: 山本 薫: Kindleストア
嫁の山本薫さんも「女優さんかな？」と思うほどきれいな方です。
孫は2人
山本富士子さんには孫が2人います。
2023年の時点で、長男の息子は社会人で、娘は大学生です。
嫁の薫さんは「子供とご主人の4人暮らし」とのことですので、山本富士子さんとは同居していないようです。
山本富士子は宇野昌磨の大ファン
山本富士子と宇野昌磨の祖父は旧知の仲
フィギュアスケート選手だった宇野昌磨さんの祖父は、著名な画家の宇野藤雄さんです。日本画と洋画を専門とし、20歳になってから画家として活動を始めました。カンヌ国際展グランプリなど海外の賞も受賞し、個展は日本だけ出なく世界各国で開かれています。
この宇野藤雄さんと山本富士子さんは旧知の仲で、孫の宇野昌磨さんについて対談したことがあります。
宇野昌磨推し
山本富士子さんはもともとフィギュアスケートが好きでしたが、特に宇野昌磨さん推しのようです。
昌磨くんはまだ19歳ですよね。お若いけど、とても艶があるというのかしら。元世界王者の高橋大輔さんに似た男の色気を持っていて。昌磨くんは年を追う毎に力をつけて、次世代を担うすごい選手に成長している。
引用：宇野昌磨、フィギュアのきっかけは浅田真央からの一言 祖父×山本富士子「金メダルへの道」対談（全文） | デイリー新潮
山本富士子さんは旧知の仲の人の孫が、自分の推しだったなんて、テンションが上がったはずです。
山本富士子の現在
山本富士子さんは2023年までは、長男の嫁の山本薫さんと一緒にインタビューを受けたり、有料老人ホームのCMに出演したりしていましたが、2024年の活動は確認できていません。
2024年で93歳ですので、年齢的に仕事は引退したのかもしれませんし、体調を崩しているのかもしれません。
山本富士子のまとめ
山本富士子さんのプロフィールや身長・年齢と家族・生い立ちや経歴、若い頃のかわいい画像と結婚した旦那や子供（息子）と長男の嫁との関係や孫、宇野昌磨推しの噂と現在をまとめました。
山本富士子さんは本当に外見だけでなく、内面も美しい女性だと思います。
