メニエール病とは

メニエール病とは耳の病気の1つですね。

出典：memai.jp

メニエール病は、耳の中でも奥の部分である「内耳」と呼ばれる部分に起こる病気です。内耳の内リンパ水腫がメニエール病の正体です。

内耳にリンパ液が溜まってしまうことで、内耳が水ぶくれができた状態になります。そうすると、内耳の中の前庭と蝸牛と呼ばれる部分がきちんと働かなくなるために、メニエール病が起こってしまうのです。

メニエール病は女性に多い疾患で、30代後半から40代前半にかけてが好発年齢となっています。発病率は10万人に対して、15～18人ですね。

厚生労働省の特定疾患（指定難病）に指定されている病気です。

メニエール病の症状

メニエール病は、次の4つの症状が主症状になります。

メニエール病の原因

メニエール病の直接的な原因は、内耳の内リンパ水腫（水ぶくれ）です。では、なぜ耳の奥に水ぶくれがができてしまうのでしょうか？

詳しい原因はまだ分かっていないのが現状ですが、メニエール病の原因にはストレスが大きくかかわっていることがわかっています。

ストレスや疲労を溜めていたり、睡眠不足が続ている人は、メニエール病を発症しやすいとされています。また、気圧の変化や几帳面な性格も関与しているのではないかとされています。

ただ、まだ正確な原因はわからず、不明な点は多いです。

メニエール病の芸能人15名

メニエール病の芸能人を15名ご紹介していきます。「この人もメニエール病だったの？」と驚くような人もいると思いますよ。

1．今井翼さん

元タッキー＆翼として活動されていた今井翼さんは、2018年にジャニーズ事務所を大書されていますね。

今井翼さんは、2014年にメニエール病を発症して、音楽番組やラジオ番組などをキャンセルし、療養生活を送っていました。その後、2014年12月には復帰されていますが、2018年にメニエール病が再発し、無期限の芸能活動中止を発表しています。

2．久保田利伸さん

シンガーソングライターで音楽プロデューサーとしても活躍されている久保田利伸さんは、2006年にメニエール病を発症されています。

全国ツアーの初日公演が終わった後に体調不良を訴えて病院を受診したら、メニエール病と診断されたとのこと。治療のために、全国ツアーは一部中止となりましたが、現在は回復されているとのことですね。

3．GENKING

タレントのGENKINGさんは、2015年にメニエール病と突発性難聴を患っていることを自身のブログで告白しました。2015年の時点でメニエール病は4年前に発症ということですから、2011年に発症しているということですね。

突発性難聴は2011年に発症していて、左耳はあまり聞こえないとのことです。また、体調の悪い日は耳鳴りがひどいとのことですが、病気を個性と受け入れて、前向きに付き合っているとのことです。

4．栗山英樹さん

現在の日本ハムファイターズの監督をされている栗山英樹さんは、現役時代からメニエール病に苦しんでいました。プロ入り2年目の1985年にメニエール病を発症してからは、現役中に度々症状に苦しめられています。

それでも、打率3割をキープしたり、ゴールデングラブ賞を獲得するなど活躍しましたが、メニエール病と右ひじの故障で1990年に引退されています。

5．相田翔子さん

元Winkで現在は女優やタレントとして活躍されている相田翔子さんは、2008年にメニエール病を発症したことを告白しています。メニエール病の症状については、「めまいや汗が出て、立っていられない状態になる」と表現していますね。

また、相田翔子さんは突発性難聴を二度も発症しています。

6．ハイヒール・モモコさん

女性漫才師のずっとコンビで第一線で活躍されているハイヒールのモモコさんは、20歳のころにメニエール病を発症されています。

その時は完治したようですが、41歳で再びメニエール病が再発しました。これも、完治されているようで、現在はメニエール病の症状はないようですね。

7．八代亜紀さん

演歌歌手として活躍されている八代亜紀さんは、コンサートの朝にめまいを感じて病院に行ったところ、メニエール病と診断されて、そのまま入院をしたとのことです。実は、その2日前にお父様がお亡くなりになっていたとのことで、そのストレスからメニエール病を発症したのではないかと言われています。

8．シドのマオさん

ヴィジュアル系ロックバンドのシドのボーカルであるマオさんは、2013年ごろからメニエール病の症状に悩まされてきました。ただ、病院に行ってきちんと診断んを受けたのは2014年になってからのことでした。

2015年には、ご自身のブログでメニエール病は完治していることを報告しています。

9．加護亜依さん

元モーニング娘で、先日はW（ダブルユー）で復活した加護亜依さんは、2008年にメニエール病のような症状を発症しています。病院を受診した結果、一度はメニエール病と診断されたようですが、精密検査の結果、メニエール病ではなく、疲労が原因だったとブログで報告しています。

ただ、メニエール病は疲労が原因で起こることもありますので、もしかしたらメニエール病の一歩手前の状態だったのかもしれませんね。

10．増田恵子さん

ピンク・レディーの増田恵子さんは、若いころに突発性難聴を発症。そして、2010年にふたたび突発性難聴に襲われ、それを2週間放置したら、メニエール病を発症してしまったとのことです。

テレビ番組の「駆け込みドクター！運命を変える健康診断ＳＰ」で闘病の様子が放送されたこともあります。現在は完治しているとのことです。

11．鳥越俊太郎さん

タレントでジャーナリストの鳥越俊太郎男さんは、2000年にメニエール病を発症しています。それが原因で、現在は左耳がほとんど聞こえない状態とのことです。

鳥越俊太郎さんはメニエール病の手術を受けたことで、完治はしていないものの、目藍の頻度を抑えることができているそうでです。

12．今村豊さん

競艇選手の今村豊さんは、30代半ばのころにメニエール病を発症しました。一時は発作も落ち着いていたものの、40代に入るとまた再びメニエール病に悩まされるようになったそうです。

現在は症状は落ち着かれているそうですが、メニエール病とストレスは関係していることを実感したとのことです。

13．磯崎新さん

著名な建築家であり、2019年には建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞した磯崎新さんは、1961年にメニエール病を発症し、数ヶ月の入院生活を余儀なくされたそうです。

14．浅井樹さん

広島東洋カープで活躍した浅井樹さんは、2006年6月末にメニエール病を発症し、それが関係して構想外となったため引退しました。現在は広島のコーチを務めていますね。

15．JELLYFiSH FLOWER’Sの松尾昭彦さん

JELLYFiSH FLOWER’Sのギター兼ボーカルである松尾明彦さんは、2016年ごろにメニエール病を発症しています。現在は松尾さんが療養に専念しているため、バンドとしての活動や休止しています。

メニエール病は完治が難しい…

メニエール病は厚生労働省の特定疾患（指定難病）にもなっていることからわかるように、まだ治療法が完全に解明されているわけではありません。

そのため、完治が難しい病気なんです。

メニエール病は「治りにくい病気」と思われています。確かに、めまいを繰り返して困っている方もいますが、治り方はさまざまで、数年苦しんだ後にうそのように治る方もいます。

 

引用：難聴、メニエール病は治りますか ｜よろず相談｜高知大学医学部附属病院ホームページ

ただ、治らないと決まったわけではありません。また、完治は難しくても、治療によってうまく付き合ってくことを目指せることもあります。

メニエール病の治療は、発作が起こっている時には、抗めまい薬や制吐薬などを内服・点滴したり、血液循環をよくして水ぶくれを改善させる薬を点滴します。

また、日常生活ではストレスを溜めないように運動をしたり、睡眠をとるようにするなど生活習慣を改善したり、ストレスを溜めない目的で抗不安薬を服用したりします。

どうしても治らない時は、手術を選択することもあります。

まとめ

メニエール病の基礎知識や症状、原因、メニエール病にかかった芸能人、完治についてをまとめましたが、いかがでしたか？

メニエール病は発作が起こると、日常生活を送れなくなるほどになります。しかも完治が難しいので厄介な病気です。でも、うまく付き合っていくことも可能ですので、しっかり主治医と相談しながら、治療方針を決めていきましょう。