千葉真一のプロフィール

千葉真一の若い頃の経歴①　生い立ち～オリンピックを目指した学生時代

大刀洗町の陸軍飛行戦隊の軍人の父親と、熊本出身の母親の間に誕生した2男3女の長男（第2子）として誕生した千葉真一さん。

その見た目通り正真正銘の九州男児でが、父親の転勤により4歳の頃から千葉県で育ちました。

幼少期からスポーツ万能で、中学生から器械体操を始めるのですが、その実力は抜きん出ており、高校1年生で全国大会の上位入賞を果たすと、3年生の時には全国大会で優勝しています。

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そんな千葉真一さんの当時の夢は、オリンピックに体操で出場し日の丸を掲げることでした。

練習中の怪我によりオリンピックを断念し、東映ニューフェイスに応募

日本体育大学に進学し、オリンピック出場を目指し日々猛練習を積んでいた千葉真一さんですが、ある日、練習中に着地を失敗してしまい、腰と両膝に大怪我を負ってしまうんですよね。

医師から「1年間運動禁止」を言い渡された千葉真一さん。オリンピックを目指す体操選手にとって、1年間の運動禁止は致命的でした…。

こうして夢を諦めざるを得なくなった千葉真一さんですが、ちょうどその時、町で偶然目に留まったのが「東映6期ニューフェイス募集」のポスターだったのです。

ダメ元で応募したところ、日体大で器械体操をしていたという経歴を珍しがられた千葉真一さんは、およそ2万6千人の応募の中からトップの成績で合格を果たしてしまうんですよね。

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オリンピック出場の夢が絶たれた千葉真一さんは、何の躊躇もなく日体大を中退してそのまま東映に入社し、俳優になるべく俳優座で6ヶ月の研修を受けました。

ちなみに、1959年に日本体育大学を中退した千葉真一さんですが、その後の功績が考慮され、2013年に「日本体育大学体育学部体育学科」の卒業証書が授与されています。

千葉真一の若い頃の経歴②　アクション俳優に

そんな千葉真一さんは、翌1960年1月には、テレビドラマ「新七色仮面」の二代目“蘭光太郎”役で主演デビューを果たしました。

さらに、立て続けに「アラーの使者」でも主演を演じると…

その後も、変身ヒーローものをはじめ、アクション映画やドラマなど、次々と話題作に主演。

学生時代に培った運動神経を活かして、そのほとんどの作品に吹き替えなしでスタントに挑んでいきました。

様々な作品に出演するうちに、やがて演技にも磨きがかかっていった千葉真一さんは、任侠映画やアクション映画、さらには時代劇などジャンルを問わず、次々とヒット作に出演しました。

そして、1968年から始まったテレビドラマ「キイハンター」では、それまでのドラマや映画では見られなかったスーパーアクションを披露。

“千葉ちゃん”の愛称で親しまれ、一躍日本を代表する人気アクション俳優となりました。

『新 七色仮面』二代目・七色仮面/蘭光太郎役
『キイハンター』風間洋介役
『ロボット刑事』新條敬太郎役
『戦国自衛隊』伊庭義明三等陸尉（アクション監督兼任）役
『宇宙刑事ギャバン』ボイサー役など

千葉真一さん、80歳（傘寿）のお誕生日おめでとうございます！#千葉真一#新七色仮面 pic.twitter.com/8BTrIfOAMW

— HIRO (@stronger_0607) 21. januar 2019

千葉真一の最初の嫁は女優・野際陽子

そんな千葉真一さんは、1968年から1973年まで放送された「キイハンター」で共演していた女優の野際陽子さんと撮影期間中に同棲状態になり、1972年には遂に婚約、翌1973年に結婚しています。

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千葉真一の最初の嫁・野際陽子のプロフィール

野際陽子は1000倍のNHKアナウンサー試験を突破

野際陽子さんは、立教大学を卒業した後、1958年NHKにアナウンサーとして入局しています。

NHK第1回目のアナウンサー試験で、約3,000人の中から3人が選ばれたうちの1人だったそうです。

野際陽子、NHKの3倍の給料に釣られて女優に転身

実は、野際陽子さんにはフランス留学の夢があり、「このままNHKにいると、この給料ではいつまでたってもフランスには行けないなぁ…」なんて考えていたそうです。

そんな中、「NHKの3倍の給料を出すよ」との誘いがあり、1962年、野際陽子さんはNHKを退職し、アナウンサーから女優に転身しました。

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翌1963年には、「悲の器」で女優デビューを果たしています。

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野際陽子、30歳で念願のパリ留学を果たす

そして1966年、念願のフランス・パリへの留学が実現するんですよね。

当時、30歳だった野際陽子さんは、ソルボンヌ大学で古典フランス文学を学ぶため、1年間パリで過ごしました。

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野際陽子、キーハンターが当たり役に！

フランスからの帰国後、野際陽子さんは、1968年からスタートした、テレビドラマ「キイハンター」の主役6人のうちの1人に選ばれました。

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野際陽子さん以外のメンバーは、丹波哲郎さん、川口浩さん、谷隼人さん、大川栄子さん、そして千葉真一さんだったんですよね。

このドラマ「キイハンター」は約5年間続くのですが、撮影を重ねるうちに自然と千葉真一さんと同棲状態になっていったそうです。

そして1972年に婚約、翌1973年に結婚に至っています。

千葉真一と最初の嫁・野際陽子との結婚生活

千葉真一さんと最初の嫁・野際陽子さんの結婚式は、ギリシャ・エーゲ海での船上結婚式だったそうです。

が、しかし！1990年代に入ると日本を飛び出し海外に拠点を移したいと考えていた千葉真一さんと、日本国内での生活を望んでいた野際陽子さんとの間にすれ違いが生じたそうです。

結局、1994年に熟年離婚という結果に終わっています。

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離婚後、千葉真一さんは当初の希望通り海外に拠点を移し、再婚も果たすのですが、野際陽子さんは、その後も千葉真一さんと住んでいた家で暮らし、生涯独身を貫くことになります。

千葉真一と元嫁「野際陽子」の娘「真瀬樹里」とは　

千葉真一さんと最初の嫁・野際陽子さんの間には、1975年1月1日に樹里さんという名前の娘さんが誕生しています。当時、野際陽子さんは39歳の高齢出産でした。

そんな千葉真一さんの娘さんは、現在、「真瀬樹里」の名前で女優として活躍しています。

千葉真一の娘・真瀬樹里のプロフィール

お母さんの野際陽子さんソックリですね！

真瀬樹里さんは両親が離婚した後も、父親・千葉真一さんとの交流は続き、イベントなどで揃って登場することもしばしばあったようです。

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ちなみに真瀬樹里さんは、千葉真一さんの遺伝子を受け継いでいるだけあって、特技は殺陣なのだとか。

2004年には、映画「キル・ビル」に出演して話題になりましたが、なんとこの映画で真瀬樹里さんは、出演するだけでなく殺陣の指導もしていたそうです。

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千葉真一の2人目の嫁「玉美」と息子2人「新田真剣佑」「前田郷敦」とは

千葉真一さんは、1994年に野際陽子さんと熟年離婚した2年後の1996年、京都では名の知れた元芸妓さんで、なんと28歳年下の一般女性・玉美さんと再婚しています。

当時千葉真一さんは57歳ですので、2人目の嫁は29歳ということになりますね。

そして千葉真一さんと2人目の嫁・玉美さんとの間には、2人のイケメンな息子が誕生しています。

千葉真一の息子（長男）・新田真剣佑のプロフィール

千葉真一さんの息子・真剣佑さんは、2005年のテレビドラマ「アストロ球団」や、千葉真一さんが主演・監督を務めた2007年の映画「親父」に子役で出演。

その後は学業を優先し、ハイスクールを卒業するまでは千葉真一さんの拠点であるハリウッドで暮らしました。

そして、2014年から日本で芸能活動を開始した真剣佑さんは、2017年の映画「ちはやふる」で、第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。

そんな真剣佑さんの名前の由来は、「真実の剣を持って人の右に出る」という意味が込められているのだとか。

そして、苗字を「新田（あらた）」にした理由は、映画「ちはやふる」で演じた“綿谷新（わたやあらた）”役から取ったのだとか。

と言うのも、この作品は真剣佑さんにとって、「日本に来て、芝居を志すきっかけになった自分の中で大きな作品」という強い思い入れがあったからなのだそうです。

役柄の綿谷新と共に真剣佑くんも大きく成長したように見える1枚だなぁ🌸#ちはやふる結び 楽しみ🎴🌅#ちはやふる #綿谷新 #新田真剣佑 pic.twitter.com/OqBohF10GT

— ♡らび佑♡ (@jj_jrmky) 2018年2月6日

千葉真一の息子（次男）・前田郷敦のプロフィール

千葉真一さんのもう1人の息子・郷敦さんは、お兄さんの新田真剣佑さんよりも3歳年下です。

なんと言ってもその特徴ある名前は、父・千葉真一さんが脚本を書く時に使っていたペンネームである「GORDON（ゴードン）」に由来するそうです。

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そんな郷敦さんも、現在は俳優として顕著な活躍を見せており、2019年5月公開の映画「小さな恋のうた」では、“譜久村慎司”役で俳優デビューを果たしました。

さらに、2019年のドラマ「ノーサイド・ゲーム」の“七尾圭太”役や、2019年の映画「午前0時、キスしに来てよ」の“浜辺彰”役、2020年のドラマ「私の家政婦ナギサさん」の“瀬川遙人”役、2021年のドラマ「プロミス・シンデレラ」の“片岡壱成”役と、次々と話題作に出演しています。

千葉真一の不倫騒動と2度目の離婚の経緯

1996年に玉美さんと再婚した千葉真一さんですが、2010年には自身の芸能生活50周年と合わせて、玉美さんとの結婚披露宴と、2人の息子のお披露目をしています。

出典：https://www.sponichi.co.jp/

俳優・千葉真一の結婚披露宴＆芸能生活50周年記念式典が22日、都内で行われ、千葉が96年に結婚した玉美夫人、長男・真剣祐（マッケンユー）君、次男・郷敦（ゴードン）君を、公に初披露した。家族は米カリフォルニア在住で、千葉が日本と往復する生活を送っている。

 

関係者によれば、50周年記念式典が先に決まっていたところ、千葉が「（玉美夫人に）ウエディングドレスを着せてやりたい」と希望し、披露宴が実現したという。入場では息子２人に先導され、幸せそうな白いタキシードの千葉、ウエディングドレスの玉美夫人が続いた。

 

引用：千葉真一が結婚披露宴＆芸能生活50周年式典　https://web.archive.org/

2012年には「女性自身」が千葉真一と嫁・玉美さんの別居を報じる

1996年の再婚から約14年後の2010年に披露宴という形でお嫁さんを披露し、イケメンで才能あふれる2人の息子もあわせてお披露目を…なんとも幸せ一杯なご家族ですよね～。

ところがです！

千葉真一さんの芸能生活50周年＆結婚披露宴からたった2年後の2012年、週刊誌の「女性自身」が千葉家の驚くべき現状を報じたのです。

出典：https://www.sankei.com/

記事によると、2012年の春頃、嫁の玉美さんがロサンゼルスの千葉真一さんの自宅から、次男を連れて京都の実家に帰っていたそう。

そして、玉美さんは次男との生活費を稼ぐためにパチンコ店で働いているとも報じられていました。

近年は借金問題などトラブル続きで、告発されたことは数知れず。そんな千葉に対し、妻は「署名ずみの離婚届を千葉に渡したそうです」と映画関係者は語る。

 

京都で舞妓として頂点を極め、男児を２人出産。ロスで幸せな家庭を築いていると思われた妻は、今、どんな生活をしているのか。実家のある京都へ向かうと、彼女はイメージとは遠くかけ離れた世界に身を置いていた。

 

10月上旬のある平日の早朝。自転車にまたがり妻が、母や家族とひっそりと住む自宅マンションを出た。向かった先は京都市内にあるパチンコ店。妻は苦しい家計を助けるためか、時給１千円で１日８時間ほど働き、子供の生活費を稼いでいたのだ。

 

引用：千葉真一が別居！元舞妓妻は実家に戻りパチンコ店勤務 | 女性自身　https://jisin.jp/

2015年4月には「週刊新潮」が千葉真一の54歳年下の女子大生との不倫をスクープ！

さらに2015年4月22日には、千葉真一さんと54歳年下の女子大学生との不倫報道が、週刊新潮によりスクープされました。

これに対して、千葉真一さん自身は、嫁・玉美さんとの別居の事実は認めたものの、不倫に関しては“家族ぐるみの付き合い”と否定しています。

千葉は、４月に一部週刊誌で５４歳下の女子大生との不倫交際疑惑を報じられた。日刊スポーツの取材には「家族ぐるみの付き合い」と主張し、結婚１９年になる妻との別居は認めていたが、この日は収録後に会見。

 

「子供が東京と岡山で別れているので、行ったり来たりしているので、そう言われても仕方ないが、しょっちゅう会っている。僕は月に１回は関西に行っている」などと説明した。

 

引用：千葉真一「あり得ない」54歳下女子大生不倫を否定　http://www.nikkansports.com/

しかし、その一方で、千葉真一さんがこの54歳年下の女子大生に本気であることや、嫁・玉美さんに対する長年に渡るモラハラ的行為までもが暴露されているんですよね。

「現在千葉は、早々に離婚してほしいと妻に頭を下げているんです。元々亭主関白だった千葉は、浮気を止めてほしいと泣きつく妻に対して『いつでも離婚していいんだぞ』などと開き直って接していたものですが、早大生との恋が始まってからは立場が完全に逆転。彼女と添い遂げるため、何としてでも離婚したいと妻に泣きつくようになってしまった」

 

千葉の妻も早大生の存在に気付いており、夫から気持ちが離れつつある……という報道もあった。が、現在でも離婚という選択肢はないようだ。長年モラハラに耐え続けた千葉の妻は、夫の浮気こそ許しても、相手と添い遂げることに関しては決して許すつもりがないらしい。

 

引用：千葉真一が離婚めぐり妻に泣きつく？ 立場が完全に逆転した理由　http://news.livedoor.com/

この記事では、嫁・玉美さんがこれまで千葉真一さんから受けた仕打ちを考えれば、どんなに頼まれても、絶対に離婚はしないだろう…なんて予測していました。

ですが、結局は2015年末に2人は離婚しています。

千葉真一さんと嫁・玉美さんの離婚に当たり、長男・真剣佑さんの親権は千葉真一さん、当時まだ岡山の高校に通っていた郷敦さんの親権は、嫁・玉美さんが持つことになりました。

千葉真一の家系図と家族写真まとめ

最初の嫁・野際陽子さんとは熟年離婚し、2人目の嫁・玉美さんとも女子大生との不倫騒動の末に離婚することになった千葉真一さん。

まさに一家離散って感じですが、3人の子供たちとは、その後も時折顔を合わせていたようです。

千葉真一さん家族の家系図と娘や息子たちとの画像をいくつか見つけたので、紹介しておきましょう。

少なくとも、子供たち同士は仲が良さそうですね！リラックスした笑顔が印象的です。

千葉真一が新型コロナウイルスによる肺炎のため死去

2021年8月19日、千葉真一さんが新型コロナウイルスによる肺炎のため千葉県君津市の病院で亡くなられました。82歳でした。

7月末に新型コロナウイルスに感染した千葉真一さんは自宅療養を続けていましたが、症状が悪化し8月8日に救急搬送されたそうです。一時持ち直すも容体が急変し、息を引き取ったとされています。

関係者によれば、千葉さんは7月末にコロナに感染。そのまま自宅療養を続け「せきなどの症状はあったが、元気だった」という。だが、症状が悪化し今月8日に救急車で君津市の病院に搬送され入院。酸素吸入などの治療を受け、一時は回復傾向にもあったが、その後容体が急変。18日あたりから意識がなくなり、そのまま息を引き取った。コロナのワクチン接種はしていなかった。

 

引用：千葉真一さん急死　82歳　コロナで入院中容体悪化「元気だった」のに…

長女の真瀬樹里さんは、父親の最期に立ち会うことはできなかったものの「顔を見て、お別れと伝えたい事を言うことはできました。苦しんだとは思えないほど、穏やかな顔をしておりました」とコメントを発表。

撮影でアメリカに滞在中の長男・新田真剣祐さんは「No matter where I am, you’ll always be in my heart.Love you so much Dad.（僕がどこにいてもあなたはいつも心のなかにいます。お父さん、とても愛してる）」と千葉真一さんへの思いを英語でInstagramにつづっていました。

次男の眞栄田郷敦さんは「一方的な約束をしてきました。それを守るだけです」とコメントを発表しています。

突然の訃報に、娘や息子たちだけでなく関係者やファンからも驚きと悲しみの声があがりました。

80歳を過ぎても健康そのもので、「元気なうちに映画を撮りたい。」と語っていたという千葉真一さん。まだまだ活躍が期待されていただけに、このような形で亡くなっていしまいご本人も無念だったことでしょう。

千葉真一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

千葉真一さんの若い頃の経歴と、野際陽子さんと一般女性の玉美さんという2人の嫁との結婚と離婚、娘と2人の息子について、家系図とともにまとめてみました。

千葉真一さんや野際陽子さんは亡くなられましたが、意志を受け継いだ3人の子供たちは今後も俳優として活躍を続けてくれることでしょう。