チック症（トゥレット症候群）とは

チック症とは、自分の意志と反して体の一部が動いてしまう障害のことです。4～6歳の幼児期に発症しやすいです。そして、9～12歳の学童期に症状が一番重くなり、成長するにつれて症状が軽くなり、青年期になると落ち着くことがほとんどです。

チック症は体の一部が動く「運動チック」と声・音声として現れる「音声チック」の2種類があり、さらに細かく分けることができます。

また、ずっとチック症が続くわけではなく、一時的なものであるケースもあります。

■一過性チック障害

運動チック、または音声チックの1つ、または両方が4週間～12ヶ月続く

■慢性チック

運動チックまたは音声チックのどちらか一方が12ヶ月以上続く。3ヶ月以上症状が消えることはない。

■トゥレット障害

複数の運動チックと音声チックが1年以上続く

トゥレット障害は0.3～0.8％の割合で子どもに発症します。また、女性よりも男性の方が2～4倍も発症しやすいことがわかっています。

慢性チックやトゥレット障害は完治することはありませんが、成長に伴って症状が落ち着いたり、ほとんど目立たなくなることがほとんどです。

チックの症状が出ていても、注意したり叱ったりするのではなく、「大丈夫だよ」と安心させてあげることが大切です。

チック症（トゥレット症候群）の症状

チック症の症状は、運動チックと音声チックに大きく分けることができます。さらに、その症状で単純性か複雑性に分けられます。

このような症状が、チックの症状になります。どんな症状が出るかは、個人差があります。

チック症（トゥレット症候群）の原因

チック症の原因は、研究が進んだ現在では脳内のドーパミンの過剰分泌ではないかと考えられています。

　中枢神経系のドーパミン過剰状態の関与が指摘されています。

 

引用：東京都こども医療ガイド | チック

以前は、子どものストレスが原因であると考えられていたので、子どものチックは親の責任のように思われていました。でも、その考えはもう古いんです。

ただ、チックの症状が悪化する原因やきっかけとしては、次のようなものが挙げられています。

また、チックの子ども全員に当てはまるわけではなく、ごく一部の子どものみですが、遺伝的な要素もあると考えられています。

チック症（トゥレット症候群）の芸能人・有名人15人

チック症の芸能人や有名人をご紹介していきます。ここでは、明らかにチック症という芸能人・有名人以外に、「チック症かも？」とか「チック症のような症状が見える」という噂レベル・疑いレベルの人も紹介していきます。

1．ビートたけしさん

お笑いタレントであり世界的な映画監督であるビートたけしさんは、肩を回すような行動をよくしていますよね。また、片目をつぶるような動作もよくしています。これはチック症の症状ではないかとされています。

ビートたけしさんの症状は、典型的なチック症の症状だと思います。ビートたけしさんはよくものまねをされていますが、このチック症の症状があるから、真似しやすく、いろいろな人がものまねするようになったのではないでしょうか？

また、ビートたけしさん場合は、チック症の症状がある意味トレードマークのようになっていますね。

2．石原慎太郎さん

作家であり、政治家である石原慎太郎さんは、まばたきの回数が多いですし、頻繁に顔をしかめたり、ギュッとした表情をすることがありますよね。これは、チックの症状の名残だと言われています。

3．渋谷すばるさん

元関ジャニ∞の渋谷すばるさんもチックの症状が出ている芸能人です。渋谷すばるさんは、目を大きくパチパチとまばたきしたり、あごをカクカクさせたりする行動を繰り返すことがあり、それがチック症の症状ではないかと言われていました。

これらのチック症の症状は、ファンの間でも有名なことだったようですね。ファンによると、チック症の症状が強い時期とそれほどみられない時期があったようで、ストレスなどの強さでチック症の症状の強さが違ったのかもしれません。

4．ぼんちおさむさん

お笑い芸人のぼんちおさむさんも、チック症を持つ芸能人ですね。ぼんちおさむさんは、ジャンプしたくなったり、突然叫びたくなったりすることがあるようです。テレビ番組でぼんちおさむさんを拝見していても、そのような傾向が見えますよね。

ただ、ぼんちおさむさんの場合、そのチック症であることが愛嬌や芸人としての特徴につながっているのかなと思います。

5．ジミー大西さん

ジミー大西さんはそわそわして落ち着かなかったり、頭をよく掻いたりするなどのチック症と思われる症状が見られます。これが本当にチック症の症状なのかは不明ですが、チック症と言われても納得できる症状だと思います。

ただ、頭をかいたり落ち着かない感じが、ジミー大西さんの特徴の1つになっていることは間違いありません。

6．小出恵介さん

現在は芸能活動を休止している俳優の小出恵介さんは、テレビのインタビューなどを見ていると、とても落ち着きがなく、そわそわしているように見えるためチック症ではないかという噂があります。

確かに、インタビューを見ると、ちょっと落ち着きなく感じることもありますが、そんなに目立つほどではないようにも思えます。

7．嵐　櫻井翔さん

嵐の櫻井翔さんは、時々目をギュッとつぶるようなまばたきをすることがありますよね。あれがチック症の症状ではないかと噂されています。

ただ単に、ドライアイだったりそのような癖があるだけかもしれませんが、強いまばたきはチック症の典型的な症状の1つですので、チック症の名残なのかもしれません。

8．嵐　大野智さん

嵐の大野智さんは、まばたきをする時に右の頬がピクっと上に上がることがありますね。ビートたけしさんのようなチックの症状です。ビートたけしさんよりも目立たない程度ではありますが。

これはチックの症状ではないかと言われていますが、本当のところは不明です。でも、これが本当だったら、嵐の5人中2人にチック症の症状が出ているということなので、チック症に悩んでいる人は勇気づけられますよね。

9．ソフトバンクホークス　松田宣浩さん

熱男ことソフトバンクホークスの松田宣浩さんは、まばたきがとても多いですし、しかもギュッと強く目をつぶるようなまばたきをすることが多いので、チック症ではないかと言われています。

本当にチック症かはわかりませんが、チック症だと仮定すると、チック症の人を勇気づけますよね。チック症だとしても、野球選手として超一流＆超人気選手（年俸4億＋出来高）になることができるのですから。

10．吉川晃司さん

ミュージシャンの吉川晃司さんは、目をギュッとつぶるようなチック症の症状が出ることがありますね。まばたき自体も多いように感じます。

眼をパチパチして、ギュッとつぶるのは、チック症に多い症状ですので、吉川晃司さんもチック症の可能性は高いと思います。

11．プラスマイナス　岩橋良昌さん

お笑いコンビプラスマイナスの岩橋良昌さんは、「やってはいけないこと」を思わずやってしまうという癖を持っています。草野球中に島田紳助さんの背中にボールをぶつけたり、浜田雅功さんに向かって悪化んべーをやったりなどです。

これらは複雑性運動チックの症状だと思いますが、ご本人はチック症やトゥレット障害の診断を受けたことはないとのことです。

12．ビルゲイツさん

マイクロソフトの創業者であり、世界的な大富豪であるビルゲイツ氏もチック症ではないかと言われています。ビルゲイツ氏は、体を揺り動かすような動作をすることがあるので、これがチック症の症状から来ているのではないかと推測されています。

13．青木裕子さん

元TBSアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーの青木裕子さんは、TBSアナウンサー時代にテレビ番組に出ていた時に、まばたきの回数がかなり多かったために、「あのまばたきはチック症から来ているのではないか？」という噂がありました。

普通はテレビに出る人は、まばたきを少なくするようにしていると思います。特に、女子アナは容姿・外見が重要ですから。それでも、まばたきが多かったのは、チック症だったからかもしれませんね。

14．大沢あかねさん

タレントの大沢あかねさんも、情報番組のコメンテーターなどでテレビ出演されている時に、ちょっとまばたきが多いように感じることがあります。特に、普通のまばたきではなく、目をギュッと強くつぶる様子があるので、チック症のような症状だと思います。

15.  ビリー・アイリッシュさん

ビリー・アイリッシュさんは、現地時間2019年4月1日に放送された米トーク番組『エレンの部屋』に出演した際、チック症（トゥレット症候群）であることを明かしました。

現在は、ファンと繋がることで「より心が休まる」ようになったと語っています。

まとめ

チック症の症状や原因、チック症の芸能人・有名人をまとめましたが、いかがでしたか？チック症は親の責任と言われることもありますが、そんなことはありません。必要以上に心配したり、不安になったりするよりも、長い目で見守る方が、子どものストレスにならないので有効な方法と言われています。

芸能界などで活躍しているの中にもチック症の人はいますので、そのような人を参考にすると良いのではないでしょうか？