茂森あゆみはだんご三兄弟の歌手

茂森あゆみさんは、NHKの教育番組「おかあさんといっしょ」の17代目「うたのおねえさん」であり、大ヒットした「だんご三兄弟」の歌い手です。

ここからは、NHKの紅白歌合戦にも出演した経歴を持つ茂森あゆみさんのプロフィールを見ていきましょう。

茂森あゆみのプロフィール

茂森あゆみの実家はお金持ち？

茂森あゆみさんは、熊本県熊本市の出身です。

実家がかなり裕福という噂があり、茂森あゆみさんの幼少期のエピソードが噂の出どころのようです。

実家には音楽専用部屋がある

3人姉妹の末っ子として誕生した茂森あゆみさん。自身も姉2人も、幼少期からピアノやバレエを習いながら大きくなりました。

家族全員音楽が大好きで、実家にはグランドピアノが置かれた音楽専用部屋があったのだとか。

小学校2年生になると、ソルフェージュと言われる読譜や聴音の基礎力を鍛える訓練を受けてきました。

その後、音大を卒業していることを鑑みても、実家は子供たちに音楽の英才教育を存分に受けさせることができる、かなり裕福な家庭だったことは間違いなさそうです。

実家は会社を経営？

ネットの情報によると、茂森あゆみさんの父親は熊本県で、コンクリート製造業を手がける「株式会社ヤマックス」を経営をしていると言われています。

株式会社ヤマックスの社長は「茂森拓」さんという方で、噂通り、茂森あゆみさんの父親の可能性も十分考えられます。

そうであれば、茂森あゆみさんは社長令嬢ということになりますので、実家がお金持ち説は信憑性がありそうですね。

なお、茂森あゆみさん自身は実家や両親について一切明かしていませんので、あくまで噂になります。

茂森あゆみの若い頃①　音大を首席で卒業

ここからは、茂森あゆみさんの若い頃について振り返ってみましょう。

NHKのうたのおねえさんになる前は音楽大学に通っていましたが、元から芸能界に憧れていたわけではなく、ちょっとした偶然が人生を変えることになったそうです。

学生時代はオペラ歌手を目指していた

茂森あゆみさんは武蔵野音楽大学附属高校の音楽科卒業、進学した大学は武蔵野音楽大学です。そして大学を首席で卒業するという優秀な学生でした。

ちなみに、音大は日本にいくつかありますが、武蔵野音楽大学は私立の音大としては最も歴史のある大学です。

茂森あゆみさんは学生時代はオペラ歌手を目指していたので、おそらく声楽科だと言われています。

大学3年生になると周囲は就職活動モードに突入し、大学内の就職課の掲示板にも様々な募集が貼られていたそうで、その中にはNHKのうたのおねえさんのオーディションもありました。

オペラ歌手志望だった茂森あゆみさんがスルーしようとしたところ、就職課の職員に「こういうオーディションを受けることも経験値だから」と勧められたのだとか。

それもその通りだと思い、茂森あゆみさんはオーディションを受けることを決意したのです。

意図せず受かってしまい戸惑う

これまでクラシックしか勉強してこなかったので、子供向けの番組は全くの不慣れだった茂森あゆみさん。

受け答えの練習もせずに臨んだため、質疑応答ではトンチンカンな回答をしてしまったそう。

そのため、てっきり落ちただろうと思いきや、合格の知らせが届きます。

後日、ディレクターに合格した理由を聞いてみたところ、「他の学生と違う回答が返って新鮮だったから」と言われたそうです。

今後のオペラ歌手のオーディションの練習として受けた「うたのおねえさん」だったので、まさかの合格に戸惑ってしまった茂森あゆみさん。

しかし、周囲に相談すると全員が全員、「うたのおねえさんをやった方がいい」と断言したと言います。

これにより、茂森あゆみさんは17代目のうたのおねえさんに就任。当時はまだ大学4年生だったので、学校に通いながら収録に臨んでいたそうです。

茂森あゆみの若い頃②　17代目うたのおねえさんとして活躍

茂森あゆみさんは1993年、「うたのおねえさん」としてデビューしますが、いざ始めてみるととても大変だったそうです。

当時の思い出を、2021年6月に「女子SPA!」において明かしています。一体どのような点で苦労したのでしょうか。

激務すぎて体重大幅減

まず、真っ先に取り組んだことは「おかあさんといっしょ」の歌を片っ端から覚えて、レコーディング、そして振り付けを覚えることでした。

そして、いざ収録が始まると毎日目の回るような忙しさだったそうです。

日曜日と月曜日に東京のスタジオで収録を行い、火曜日はレコーディング、水曜日はリハーサル。さらに、木曜日から土曜日までは地方で番組収録という感じでした。

全く休みがなく、NHKと大学と話し合いをしてスケジュール調整をしてもらい、どうにか学校に通えていたそうです。

あまりにも過酷なスケジュールに、デビューして半年で体重が激減しました。

プロデューサーからは「うたのおねえさんに必要なのは、とにかく体力。歌は二の次」と言われてきたそうで、風邪でダウンしないよう、時間があればジムに通っていたそうです。

肩を壊した

東京での撮影以外にも、週の半分近く、地方での番組撮影に時間を割いてきました。

水曜日に1週間分の衣装合わせを行い、木曜日に全ての衣装を鞄に詰め込んで移動をしてきたそうです。

衣装や宿泊に使う荷物は全部合わせると10キロ以上にもなり、これを背負い続けたことで、肩に過度な負担がかかってしまい、肩を壊してしまったと明かしています。

うたのおねえさんの職業病が肩とは、意外ですよね。

ちなみに、当時コンビを組んでいた「うたのおにいさん」の速水けんたろうさんも満身創痍だったそうで、2人ともギリギリの状態で撮影を続けていたのだとか。

茂森あゆみさんは、「今だったらありえないことです」と、目いっぱい詰め込まれたハードなスケジュールだったことを振り返っています。

それでも現場は楽しかった

「うたのおねえさん」はとても過酷な仕事でしたが、茂森あゆみさんは6年間務め上げました。

頑張ることができたのは、仕事が楽しかったからだと断言しています。

日本全国から届く母親達からの手紙はかなりの励みになり、暖かい言葉に本当に助けられたそうです。

また、スタジオで「おねえさんとお友達になりたい」と言ってもらえたり、手を振ってくれたりと、出演する子供達との触れ合いも楽しく、やりがいがあったと語っています。

そんな茂森あゆみさんは1999年3月、つのだりょうこさんに「うたのおねえさん」をバトンタッチして、惜しまれながらも卒業しました。

茂森あゆみの若い頃③　だんご三兄弟が大ヒット

1999年、茂森あゆみさんはNHKの紅白歌合戦に出場しています。

ここからは、当時社会現象を巻き起こし、大人も子供もこぞって口ずさんだ「だんご三兄弟」について紹介します。

年間シングルチャート1位

だんご3兄弟が発売されたのは、1999年3月のこと。

「おかあさんといっしょ」のディレクターが偶然手にした、「串だんごに3つ刺さっていたら、上と下のどちらが長男なのか」という疑問から始まる短編集からヒントを得たそうです。

その後、「おかあさんといっしょ」の中で流す1曲として誕生した「だんご三兄弟」は、子供から人気に火が付き、NHKには1日で250件の問い合わせが寄せられるほどの大ヒットに。

CD化を熱望する多くの声に応えて発売してみたところ、初回出荷で80万枚セールスを記録。1週間も経たないうちに、CDセールス250万枚の記録を叩き出しています。

あっという間にオリコンシングルチャート1位に輝き、茂森あゆみさんはこの年の紅白歌合戦に歌い手として出場しました。

社会現象に関係者は困惑

老若男女問わず人気が出た「だんご三兄弟」は、曲が愛されたのはもちろん、NHKで発売された楽譜や絵本といった関連グッズも飛ぶように売れていきました。

そして街並みを見渡すと、だんご屋が繁盛するという相乗効果も生まれています。

さらには、通常国会で国会対策委員長を務めていた二階俊博さん、古賀誠さん、草川昭三さんに「永田町だんご3三兄弟」という異名も誕生しました。

日本全国を席巻しただんご3兄弟ブームでしたが、作詞を担当した佐藤雅彦さんは「ブームではなく長く愛される歌になってほしい」と、一過性のブームについては否定的だったそうです。

2000年頃になるとブームは過ぎ去ったものの、現在でも「だんご三兄弟」は根強い人気を誇っていて、運動会や学芸会などで流れています。

NHKは、「おかあさんといっしょ」から誕生したこれまでの人気楽曲である「アイアイ」、「おもちゃのチャチャチャ」と同様に、「だんご三兄弟」も認知されているとコメントを発表。

結果的に、長く愛される歌であって欲しいという制作サイドの願いが叶ったということになりますね。

茂森あゆみはうたのおねえさん卒業後はなにしてる？

1999年4月で「うたのおねえさん」を卒業した茂森あゆみさん。次の世代にバトンタッチした後の仕事は何をしていたのでしょうか。

ここからは、うたのおねえさん卒業後の仕事について見ていきましょう。

司会やナレーターとして活躍

茂森あゆみさんはうたのおねえさんを卒業してからは、NHKを中心に音楽番組の司会や、ドキュメンタリー番組のナレーターを務めています。

また、2003年から2013年まで続いたNHKの子供向け人形劇番組「クインテット」でメインキャストの声優としても活躍しました。

その他には、うたのおねえさんのOGとして、イベントやコンサートを開催してファンとの触れ合いを大事にしているのだとか。

学生の頃の夢であったオペラ歌手とは違う人生ではありますが、うたのおねえさん卒業後も歌を生かして活動されています。

茂森あゆみが結婚した旦那の情報や馴れ初め

茂森あゆみさんは2002年に結婚しています。

ここからは、旦那となった男性の情報や馴れ初めについても調査しました。

旦那はフジテレビに勤務

茂森あゆみさんの旦那となったのは、フジテレビの編成局制作センター第二政策室という部署でプロデューサーをしている近藤真広さんです。

生年月日は1971年6月9日なので、2021年現在は50歳ということになります。ちなみに、茂森あゆみさんも同じ年齢です。

かなりの敏腕プロデューサーのようで、これまでに担当してきた番組は「めちゃ×2イケてるッ!」や「はねるのトびら」などの超有名人気番組です。

当時、はねるのトびらに出演していたロバート・秋山竜次さんによると、近藤真広さんは、軍隊並みに演技指導が厳しい人だと評価をしています。

馴れ初めは？

茂森あゆみさんも旦那も馴れ初めについては語っていませんが、高校生の頃からの交際だそうです。

近藤真広さんの出身地や出身校など詳細は不明であるものの、都内の私立高校に通っていたことは判明しています。

高校時代からの仲ということで、茂森あゆみさんと同じ高校か、近くの交流がある学校だと言われています。

茂森あゆみの子供は3人

結婚した茂森あゆみさんは、2004年に第1子となる長男、2008年に第2子となる次男、2010年には第3子となる長女を出産しています。

長男を出産した時はかなりの難産で、丸2日かかった上に、出産後に尾てい骨の骨折が判明したそうです。

しばらくはまともに座ることもできず、これほど出産が大変だったのかと実感した、と当時を振り返って心境を語っています。

産後うつを公表

難産を経験した茂森あゆみさんでしたが、出産後、もっと大変な日々が待っていたのです。

旦那は人気番組を担当していたため、家にいる時間は短く、結果的に育児は茂森あゆみさんのワンオペだったそう。

ほとんど外出できないばかりか、布団に寝かせようとすると起きて泣いてしまうので、自然に抱っこする時間が長くなり、腱鞘炎になってしまいます。

また、毎日睡眠不足の中、子育てと家事に奮闘していくうちに心身共に追い詰められてしまい、子供が泣くと茂森あゆみさんも一緒に泣いていたそうです。

「今考えると『産後うつ』だったんじゃないか」と、当時を振り返っています。

茂森あゆみの子供が通う学校とは？

2021年現在、茂森あゆみさんの長男は17歳、次男は13歳、長女は11歳になっています。

3人の子供が通っている学校がどこなのか、気になりますね。

全員私立の学校に通っている？

3人の子供達については、性別と年齢以外は詳しい情報は明かされていません。

2021年、Web版「女子SPA!」で子育てについてインタビューに答えた茂森あゆみさん。

この時のトークの内容から、学校名は語られなかったものの、私立に通っている可能性が高いことが判明しています。

インタビューでは、3人とも私立の受験をしたこと、少なくとも長男は私立の高校で、長女は高校まで一貫の私立小学校に通っているようです。

また、次男は、中学受験の前年の秋に行われた模試の結果が良くなかったことで、受験自体を辞めるかどうかを親子で話し合ったそう。

この時に以下のように、親子で会話をして受験に踏み切りました。

次男は長男が大好きなので同じ学校を目指していたのですが、長男のときと比べ物にならないくらい倍率が上がっていたんです。

「お兄ちゃんのときより100倍、200倍勉強しないと無理だよ」と言ったのですが、次男は「ここまで頑張ったんだからやりたい」と言いました。

 

引用：茂森あゆみ（49）が息子の中学受験を振り返る – 女子SPA! https://joshi-spa.jp/

次男の受験結果については明らかになっていませんが、3人とも私立の学校に通っている可能性はありそうです。

茂森あゆみの現在

オンラインコンサートを企画

コロナ禍でコンサートやライブのやり方は大きく変わりました。茂森あゆみさんも歌手活動を続けていますが、活動の場をオンラインに切り替えているようです。

2021年2月には、「おかあさんといっしょ」の楽曲やディズニーソング、クラシックなど幅広いジャンルの曲を披露する、オンラインのバレンタインコンサートを開催。

2020年4月にコンサートを開いた際、医療従事者のファンから「元気をもらいました。明日からも頑張れます」と嬉しいメッセージをもらったのだとか。

もっと自分にできることがありそうだと考えて、音大時代の級友と共に企画したのが、2021年2月のオンラインのコンサートでした。

子育て中のママが楽しめるように、選曲にとても気を遣ったそうです。

茂森あゆみさんは「見応え、聴き応えのあるコンサートになると思います」とコンサートに全力で取り組むコメントを寄せていました。

まとめ

茂森あゆみさんは、1993年から1999年にかけてNHKの「おかあさんといっしょ」で活躍した17代目うたのおねえさんです。

かなり裕福な家庭で育っただけでなく、優秀な学生だったようで、武蔵野音楽大学を首席で卒業しています。

学生時代はオペラ歌手を目指していたものの、練習の一環として受けた「おかあさんといっしょ」のオーディションに見事合格。進路を変更して、うたのおねえさんに就任しています。

1999年には「だんご3兄弟」の大ヒットで、紅白歌合戦に出場しました。

プライベートでは、高校生の頃から交際していた近藤真広さんと結婚し、3人の子供に恵まれています。

成長した3人の子供は、現在はおそらく私立の学校に通っていると言われています。

2021年現在の茂森あゆみさんは、今も歌手として、ファンを元気づけるためにできることを日々考えているようです。

今後の活動も楽しみですね。茂森あゆみさんをこれからも応援しましょう。