真瀬樹里のプロフィール

真瀬樹里さんは、女優として活躍されています。

真瀬樹里さんの父親は千葉真一さん。母親は野際陽子さんで、両親ともに有名俳優だったことから、幼少期より映画の撮影現場や舞台現場に同行することが当たり前の生活を送っていました。

そのためか、将来は必ず芸能界に入ると、5歳で決意していたそうです。

そして、女優となるために、バレーや日本舞踊、水泳、ピアノと未来に役立ちそうな習い事に励んでいたんだとか。

大学は日本大学の芸術学部演劇科を選び、本格的な演技の勉強を開始しています。

そして在学中の1994年、映画「シュート」で女優としてデビューしました。

そんな真瀬樹里さんは、母親譲りの美貌、父親仕込みの殺陣能力の高さに定評があります。

真瀬樹里の家族①  父親は千葉真一

真瀬樹里さんの父親は、俳優の千葉真一さんです。海外からも注目を集める、アクション映画スターとして知られていますね。

海外では、キアヌリーブスさんなど著名人から「サニー千葉」と呼ばれ、海外を中心に活動しています。

千葉真一のプロフィール

学生時代の千葉真一さんは、器械体操が得意で全国大会優勝した経験も持っています。オリンピックのメダリスト候補として、将来を嘱望される青年でした。

しかし怪我で膝を痛めてしまい、泣く泣くアスリートの道を諦めたものの、「東映第6期ニューフェイス」の募集を見て応募。

応募総数2万6千人の中から見事合格し、俳優デビューが決まりました。

キイハンターで大ブレイク

吹き替えなしでスタントができる強みから、千葉真一さんは次々と映画やドラマに出演し、1968年放送のドラマ「キイハンター」で、迫力とスピードのあるアクションで視聴者を魅了。

この作品での共演がきっかけで結婚に至った妻の野際陽子さんは、千葉真一さんの芝居に対する熱量について語っています。

「ケガすると普通はビビるのが、それ位以上のことに挑戦して成功する怖いもの知らず。でもサボテンだけは、怖いんですって」

 

引用：千葉真一 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/

千葉真一さんに対する、失敗を恐れない俳優魂を讃えながらも、唯一恐れているのがサボテンという意外な弱点が、可愛らしいと思っている様子がうかがえますね。

ジャパンアクションクラブを創設

千葉真一さんのアクションは、海外からも「スリリングとシャープな演技」と高く評価されています。

そんな千葉真一さんは、日本にアクションに対応できる俳優がいないことを憂いて、スタントマンや俳優の育成を目的とした「ジャパンアクションクラブ」を設立しました。

野際陽子との離婚後に再婚

野際陽子さんと千葉真一さんの結婚は、1973年のことでした。エーゲ海を航行するヨットの中で、2人だけの結婚式が行われています。

夫婦仲は良く、おしどり夫婦と評されていましたが、1994年にお互いの将来のためにとの理由で突如離婚を発表。

その後、千葉真一さんはかねてより念願だったアメリカへの移住を果たします。

1996年には一般人女性と再婚しますが、2015年に離婚しています。

真瀬樹里の家族②  母親は野際陽子

真瀬樹里さんの母親は、大女優として知られていた野際陽子さんです。

野際陽子さんと聞くと、凛とした姑役を思い浮かべる方も多いかもしれません。

若い頃は、NHKのアナウンサーから女優へ転身した経歴を持っています。

野際陽子のプロフィール

若い頃の野際陽子さんは、立教大学に通い、ミスキャンパスに選ばれる程の美貌で目立つ存在でした。

NHKのアナウンサーから女優へ

大学を卒業すると、NHKに入社して名古屋局に配属された野際陽子さんは、週に3本のレギュラーを持つ人気アナウンサーへと成長。

4年でNHKを退職すると、広告代理店への就職やフランス留学を経て、女優に転身しました。

1992年には、ドラマ「ずっとあなたが好きだった」において、佐野史郎さん演じる息子を溺愛する母親役の怪演が話題を呼び、ドラマは大ヒット。

それ以降、着物姿で息子の嫁に厳しく当たる姑役が、定番キャラクターとして世の中に根付くことになったのです。

出産と離婚が大きな話題に

野際陽子さんが真瀬樹里さんを出産したのは、38歳11ヶ月のこと。この年齢は、当時の芸能界で最高齢の初産であったことで話題を呼びました。

さらに1994年には、記者会見を開いて離婚を発表しています。

離婚原因については、旦那である千葉真一さんはハリウッドを目指して海外にいる時間が長くなり、2人の時間が少なくなったからなのだとか。

野際陽子さんは、「いつしか千葉真一の妻であることを、フッと忘れていることが多くなったので、けじめを付けたかった」と語っています。

闘病生活を経て逝去

2014年に初期肺腺がんが見つかった野際陽子さん。闘病生活を送りながら、仕事を続ける生活を送りました。

2回の手術を行いましたが、がんが再発。最後まで女優でありたいと考えて仕事との両立することを選択しています。

2017年5月までドラマの撮影に挑み、代役を立てずに全て終えた後、野際陽子さんは肺炎を併発し入院しました。

その後、病状は良くならず、6月13日に真瀬樹里さんの腕の中で静かに息を引き取り、81歳の人生に幕を閉じたのです。

真瀬樹里の家族③  異母兄弟も俳優として活躍

父親の千葉真一さんは、アメリカに移住後に一般人の女性と結婚して、男児が2人誕生しました。そのため、弟2人は異母兄弟ということになりますね。

2人の兄弟は、ネクストブレイクの俳優として活動しています。

新田真剣佑

幼い頃から空手や器械体操、水泳などの習い事で、体を鍛えてきた新田真剣佑さん。ロサンゼルスで行われた空手大会で優勝したこともあります。

2007年からアメリカで俳優業を開始し、2014年から日本でも活動を開始しています。

2016年に公開された映画「ちはやふる」シリーズでは綿谷新を演じ、注目を集めました。

また、「ちはやぶる」に出演したことで、アカデミー賞新人賞を受賞しています。

眞栄田郷敦

千葉真一さんの次男として誕生した眞栄田郷敦さんは、兄の新田真剣佑さんと同じく空手や殺陣が特技です。

2019年に映画「小さな恋のうた」でデビューしています。

また、同年7月にヒットしたドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演し、後半のキーマンとなる、七尾圭太を演じ注目を集めました。

真瀬樹里と母親・野際陽子との確執が話題に

真瀬樹里さんは、野際陽子さんが亡くなった後、これまで人知れず親子関係で葛藤を抱えていた事実を明かしています。

かなり厳しい教育ママだった野際陽子

野際陽子さんは、真瀬樹里さんに対して教育熱心だったそうです。

前述の通り、真瀬樹里さんは5歳の頃から芸能界に入ることを望んでいましたが、「少なくとも義務教育を終えるまでは勉学を優先すべき」という野際陽子さんの方針により反対されました。

勉強やピアノなどの習い事でミスが続くと怒鳴るだけではなく、手が飛んできたそうです。真瀬樹里さんは「ドラマに出てくる母親役より怖かった」とコメントしています。

その後、義務教育が終わって高校生になっても、劇団に入って演技の勉強をすることは許してもらえませんでした。

将来を思い、しっかり勉強をする時間を持つことの大切さを教えてくれたことはありがたいと思う反面、母親に対して心の壁ができてしまったのだとか。

そのため、真瀬樹里さんはずっと苦しい気持ちを抱えてきたと言います。

30歳をすぎて爆発

大学入学後、やっと女優活動を許された真瀬樹里さんですが、野際陽子さんはストイックでした。

真瀬樹里さんが女優業の愚痴を聞いてもらいたいと野際陽子さんに相談すると、「ネガティブなことを言う暇があれば、できることをやりなさい」と叱咤されたそう。

泣きたい時に気持ちを受け止めて欲しかった、と真瀬樹里さんは当時の自身の気持ちを分析しています。

そんな生活が続く中で30歳を過ぎた頃、真瀬樹里さんは母親である野際陽子さんへの不満が爆発してしまったようです。

ささいな口論がきっかけで、一番甘えたい母に甘えられなくて寂しかった積年の思いを泣きながらぶつけました。

母も「苦しい思いをさせてごめん。気付かなくてごめんね」と謝りながら、30年分抱き締めてくれました。

 

引用：女優 真瀬樹里さん　母・野際陽子との確執 – 東京新聞Web https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/

それからは心の壁が取っ払われて、真野樹里さんも素直に接することができるようになったのだとか。

野際陽子さんと長年のわだかまりが解消した後は、親子で本音で話す機会が多くなったそうです。

真瀬樹里が母親・野際陽子にそっくりだと話題に

真瀬樹里さんは、黒柳徹子さんの自叙伝が実写化された、2017年10月2日放送のドラマ「トットちゃん！」で野際陽子さんの役で出演し、話題になりました。

野際陽子さんは、黒柳徹子さんの親友として知られていました。

真瀬樹里さんは、母親を看取った年に出演オファーがきた時、「こんなタイミングで出演しても良いものか?」と受けるべきか、断るべきか非常に悩んだことを明かしています。

そして、オファーを受けることを決意したエピソードを次のように語っています。

「実は、『ママの役を演じてほしいと言われているけど、どうしよう』と、仏壇の前で母に話しかけたんです。

 

すると、『やって！』と天国から声が聞こえたような気が、確かにしたんです。

 

引用：真瀬樹里、亡き母・野際陽子役で『トットちゃん!』- ORICONニュース https://www.oricon.co.jp/

出演を決意した後は、「たとえ一部でも母の人生を“生きる”ことができるのは、とても貴重でありがたい」と、心境を語っています。

ドラマが放送されると、ネットでは「やっぱり親子だ！」「野際さんに生き写し」「さすがに雰囲気が似ている」と次々に絶賛の声が寄せられたのです。

真瀬樹里は結婚している？

2020年現在、真瀬樹里さんは45歳になりました。年齢を重ねても美しい容貌が評判です。

そんな真瀬樹里さんですが、結婚しているという情報はありません。

2018年に放送された「しゃべくり007×人生が変わる1分間の深イイ話 合体SP」に出演した真瀬樹里さんは、彼氏に対して甘えん坊であると明かしています。

これまでの交際相手には「5歳児みたくなる。24時間離れない」とコメントし、理想のタイプの男性は漫画「ドラゴンボール」に出てくるベジータだそう。

甘えされてくれる包容力のある男性が、好みのようですね。

真瀬樹里の現在　

現在は野際陽子さんが住んでいたマンションに住み、仏前に花を手向けることを忘れない日々を送っている真瀬樹里さん。

2020年の2月頃から日本で大流行したコロナウィルスの影響で、自宅にいる時間が増えたため、新しい趣味を見出しているようですよ。

Youtube動画もアップ

真瀬樹里さんのツイッターを見ると、2020年5月頃から、ガーデニングを楽しんでいる様子が分かります。

ペットボトルのキャップを鉢の代わりにした、ミニ寄せ植えを披露しています。

また、Youtubeでもその様子が動画にアップされています。愛犬と一緒に自宅で、アロマティカスの植え替え作業を行っている様子が楽し気です。

まとめ

真瀬樹里さんは、千葉真一さんと野際陽子さんの間に第一子として誕生しました。

幼少の頃から芸能界に入ることを希望してきましたが、野際陽子さんの教育方針により反対されていました。

高校を卒業する頃には女優の道を反対されなくなったものの、仕事にストイックな野際陽子さんに対して心を閉ざすようになった真瀬樹里さん。

やがてささいな口論がきっかけで、これまでの思いを泣きながら野際陽子さんにぶつけたことで、わだかまりを解消し親子関係が改善できたことを明らかにしました。

2020年現在45歳になった真野樹里さんは結婚しておらず、2017年に亡くなった野際陽子さんが住んでいたマンションで暮らしているようです。

女優業の傍らで、ガーデニングに関する動画をアップするなど、新しい取り組みにも挑戦しています。

今後の真瀬樹里さんの活動にも注目していきましょう。