芦原妃名子の顔写真や結婚・死因と遺書は?セクシー田中さん脚本家とのトラブル・自殺場所と原因・プロフィールまとめ

セクシー田中さんの漫画家・芦原妃名子さんが亡くなりました。

 

この記事では芦原妃名子さんのプロフィールや本名と年齢、顔写真、結婚や家族と自宅、代表作品や 自殺原因と見られるどドラマ版セクシー田中さんの脚本家トラブルの経緯と遺書、現場の川治ダムについてまとめました。

芦原妃名子のプロフィール

 

芦原妃名子のプロフィール

 

本名  :松本律子

生年月日:1974年1月25日

没年月日:2024年1月29日(没年齢50歳)

出身地 :兵庫県

血液型 :O型

 

芦原妃名子さんは「セクシー田中さん」、「砂時計」、「Piece」、「Bread & Butter」など、数々のヒット作品、名作で知られる漫画家です。

 

最新の作品(連載中だった)であった「セクシー田中さん」は日本テレビ系でテレビドラマ化され2023年10月から2023年12月までに全10話が放送されました。

 

芦原妃名子さんは、この「セクシー田中」さんのドラマ化について、2024年1月26日に自身のブログとX(旧Twitter)で、内容が意図に反して大きく脚色された事で、脚本家やドラマ制作陣との間にトラブルが生じていた事を明かしました。(詳細な経緯は後述)

 

この件がネットで大きく話題になり、脚本家や日本テレビへの批判が大きくなり炎上騒動に発展。これを受けて、芦原妃名子さんは1月28日に「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」とXに投稿しています。

 

 

そして、この投稿直後に芦原妃名子さんは行方不明となり、翌29日に栃木県日光市の川治ダムで遺体となって発見されました。警察発表によれば自宅から短い遺書のようなものが見つかっており、遺体の状況から見ても死因は自殺と見られるという事です。

 

現在、インターネット上では、ドラマ版「セクシー田中さん」をめぐっての、芦原妃名子さんと脚本家ら制作陣とのトラブルと自殺との関連が取り沙汰され大きな炎上騒動へと発展しています。

 

ここでは、芦原妃名子さんについてわかっている内容と、ドラマ版「セクシー田中さん」をめぐる脚本家ら制作陣とのトラブルについてあらためてまとめていきます。

 

 

 

芦原妃名子の本名は松本律子

 

芦原妃名子さんの本名は「松本律子」さんである事がわかっています。

 

「芦原妃名子」というのは漫画家としてのペンネームで、本名は公表されていませんでした。

 

今回、芦原妃名子さんの突然の死去が報じられた際に、一部メディアの報道で本名が「松本律子」さんである事が明かされています。

 

漫画家の芦原妃名子(本名・松本律子)さん(50)が死去した。

 

引用:「原作者の意図をくみ、話し合いを」 漫画のTVドラマ化と変更

 

 

 

芦原妃名子の没年齢は50歳

 

出典:https://i.ytimg.com/

 

芦原妃名子さんは生年月日を「1974年1月25日」である事を公表されていました。

 

例えば、芦原妃名子さんの作品「Piece」が少女向け部門で選出された2013年の「第58回小学館漫画賞」の作品発表の小学館のプレスリリースの作者紹介でも芦原妃名子さんの生年月日が「1974年1月25日」と記載されており間違いない情報です。

 

芦原妃名子さんは2024年1月29日に亡くなりましたが、年齢は50歳になったばかりでした。

 

芦原妃名子さんの訃報を報じたメディアも芦原妃名子さんの年齢を「50歳」としています。

 

 

 

芦原妃名子の顔写真

 

芦原妃名子さんは自身の顔写真を公開されていませんでした。

 

芦原妃名子さんの公式ブログ(今回の事件後に削除)では、遠目から本人が撮影された写真が1枚だけ投稿されていました。(この記事冒頭プロフィールのところに掲載した写真)

 

しかし、この写真では顔までは確認できず、芦原妃名子さん本人の写真はこの1枚のみで他にはありません。

 

したがって、芦原妃名子さんの顔は不明なのですが、芦原妃名子さんが2024年から見て数年前まで住んでいた自宅の近隣住民が、パッチリ二重で実年齢より若く見える綺麗な人で、オシャレでセンスが良かったと証言されています。

 

パッチリ二重で実年齢よりも若く見えて綺麗な人でした。

(中略)

芦原さん自身もオシャレでセンスが良いなーって。

 

引用:脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”

 

また、「週刊文春電子版」に掲載された芦原妃名子さんの実家近くに住む住民の証言によれば、芦原妃名子さんは「美人で気立てがいい子」だという事なので、芦原妃名子さんは顔立ちは美人で性格も良い女性という印象を周囲に持たれていたようです。

 

 

芦原妃名子の家族

 

芦原妃名子さんの家族で判明しているのは、父親と母親、姉です。

 

「週刊文春電子版」などに掲載された芦原妃名子さんの実家の近隣住民の証言によれば、芦原妃名子さんの実家は兵庫県姫路市内にあり、父親は自宅1階で自動車修理工場を営まれていたようです。また、自治会の会長も務めるなど地元では頼りにされる存在だったという事です。

 

しかし、芦原妃名子さんの父親は2019年に亡くなってから実家の自動車修理工場は廃業し、現在は母親と姉が一緒に住まわれているそうです。

 

 

芦原妃名子は結婚しておらず独身(2019年に結婚報告はデマ)

 

芦原妃名子さんは結婚はしておらず独身で旦那さんはいなかった可能性が高いようです。

 

「週刊文春電子版」に掲載された実家の近隣住民の証言によると、2019年に父親の葬儀の際に芦原妃名子さんは独身だと話されていたそうなので少なくとも2019年の当時は結婚はされていなかったようです。

 

芦原妃名子さんが2024年1月に死去された際の報道でも、芦原妃名子さんが結婚していて旦那さんがいるという情報や、それを窺わせるような情報は1つも確認できません。

 

ネット上では、芦原妃名子さんが2019年に自身のブログで結婚を発表していたとする情報が多数確認できますが、現在は消されてしまった芦原妃名子さんのブログのアーカイブを全て確認しても結婚を発表したという情報は見つかりません。

 

芦原妃名子さんは2024年1月に「セクシー田中さん」のドラマ版をめぐる脚本家や制作陣とのトラブルについてブログで説明されましたが、その際に「こちらのブログ、10年も放置してしまったため」と追記されていました。事実、アーカイブでもどの時点で確認しても、2024年1月以前の更新は2014年12月が最後となっています。

 

したがって、芦原妃名子さんが2019年にブログで結婚を発表したという情報はデマだと思われます。何者かが書き込んだ芦原妃名子さんが結婚しているという根も葉もない情報が裏取りもされないまま拡散されている状況のようです。

 

芦原妃名子さんは結婚をテーマにした作品を多く残されていますが、自身は結婚はされておらず独身を貫かれていたと思われます。

 

 

芦原妃名子の自宅

 

出典:https://bunshun.ismcdn.jp/

 

芦原妃名子さんと脚本家ら「セクシー田中さん」のドラマ制作陣とのトラブルを報じた「文春オンライン」の記事では、芦原妃名子さんが数年前まで自宅としていた都内の集合住宅について書かれています。

 

芦原妃名子さんは2024年から見て約12年前から数年前まで、この集合住宅を自宅兼仕事場として利用されていたという事です。

 

都内の閑静な住宅街に佇む集合住宅。外観はコンクリート打ちっぱなしでスタイリッシュなデザインになっており、夜になると共有部の木々がライトアップされる。 芦原さんがここに居を構えたのは約12年前のことだ。

 

引用:脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”

 

芦原妃名子さんの当時の自宅の近隣住民の証言によると、芦原妃名子さんの自宅は外観だけでなく内装もこだわっていて、とてもオシャレだったようです。

 

気さくで家の中にも一度お邪魔したことがあります。当時、家具はあまり置いてなかったけれど、室内の階段のデザインに凝っていた。

 

引用:脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”

 

しかし、近隣住民によれば、芦原妃名子さんはこの自宅の集合住宅の敷地内で痴漢の被害にあい、それが原因となって別の場所に自宅を移されたそうです。その後、この集合住宅はアシスタントさんの仕事場として利用されていたのだそうです。

 

「数年前、住宅の敷地内で痴漢の被害に遭ったと芦原さんから聞きました。防犯カメラを玄関前に付けたんだけど、『やっぱり怖い』とここを出ていき、別のところに住み始めた。それからはアシスタントさんが出入りする仕事場になりました。芦原さんが来るのは5ヶ月に1回くらいのペースでした」

 

引用:脚本トラブル「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さん《突然の死》訃報の直後に日テレ報道フロアでは「えーっ!」と悲鳴が…芦原さんが「やっぱり怖い」と漏らした数年前の“ある被害”

 

芦原妃名子さんがその後、どこに自宅を構えられていたのかはわかっていません。

 

 

芦原妃名子の代表作品一覧

 

芦原妃名子さんは「セクシー田中さん」以前にも数々のヒット作品を生み出しています。

 

芦原妃名子さんの作品の中で代表的なものを紹介していきます。

 

 

芦原妃名子の作品① Girls Lesson

 

出典:https://res.booklive.jp/

 

「Girls Lesson」は芦原妃名子さんの初期の短編作品を集めたオムニバス作品集で、思春期の少女らの恋愛を主テーマとしています。芦原妃名子さんの原点を感じられる作品集です。

 

 

芦原妃名子の作品② 天使のキス

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「天使のキス」は、芦原妃名子さんの初期の連載作品で、1997年から1998年にかけて「別冊少女コミック」で連載されました。

 

主人公はトラウマを抱え踊るのが怖くなってしまったバレリーナの女子高校生で、男性だけのバレエ団の公演を観て衝撃を受けたのをきっかけに再び踊りたいと思うようになるという、深い傷からの再生をテーマにした作品です。

 

 

芦原妃名子の作品③ Derby Queen

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「Derby Queen」は、1999年から2000年にかけて「別冊少女コミック」で連載された作品です。

 

少女漫画では珍しく、競馬の騎手をテーマにした作品で、騎手だった父親を落馬事故で亡くした少女が、ダービ制覇を夢としていた父親の無念を果たすために競馬学校へ入学し騎手を目指すというストーリーとなっています。

 

 

芦原妃名子の作品④ Miss

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「Miss」は、「別冊少女コミック」で2000年に連載された作品です。

 

過去にいじめを受けた事で人間不信になっていた少女が、唯一、自分の心の傷に気がついてくれたクラスメイトの少年に少しずつ心を開いていくという王道展開の恋愛ものです。

 

 

芦原妃名子の作品⑤ 天然ビターチョコレート

 

出典:https://res.booklive.jp/

 

「天然ビターチョコレート」は、2001年から2002年にかけて「別冊少女コミック」で連載された作品です。

 

モテる男子に片思いをしては振られ続けてきた恋に真っ直ぐな少女が主人公で、高校入学直後にテニス部の先輩に一目惚れし、彼を振り向かせるために奮闘するという、これまでの作品とは少し色を変えたラブコメ作品となっています。

 

 

芦原妃名子の作品⑥ ユビキリ

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「ユビキリ」は、2002年の読切作品3編が収録された作品集で、それぞれ問題を抱えた主人公達に起こる恋の奇跡がテーマになっています。

 

 

芦原妃名子の作品⑦ 砂時計

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「砂時計」は、2003年から2006年にかけて「Betsucomi」で連載された作品で、単行本の累計発行部数700万部突破の、芦原妃名子さんにとって最初の大ヒット作品です。

 

少女の大人への14年間の成長を描いた大作で、小学館漫画賞の少女向け部門を受賞。

 

2007年にテレビドラマ化、2008年に小説化と映画化もされ芦原妃名子さんとっては初の本格的にメディアミックス展開された作品でした。

 

 

芦原妃名子の作品⑧ Piece

 

出典:https://csbs.shogakukan.co.jp/

 

「Piece」は、2008年から2013年にかけて「ベツコミ」で連載された作品で、「砂時計」に続く、芦原妃名子さんの代表作の1つとなっています。

 

主人公は女子大学生で、高校時代のクラスメイトが亡くなったという連絡を受けて衝撃的な事実を知り、その母親にそのクラスメイトが付き合っていた人を探して欲しいと頼まれるところから物語が展開していきます。

 

芦原妃名子さんの集大成の1つといっても良い、よく練られ丁寧に描かれた作品で、2013年の小学館漫画賞の少女向け部門を受賞しています。

 

2012年にはテレビドラマ化もされています。

 

 

芦原妃名子の作品⑨ Bread & Butter

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

「Bread & Butter」は2013年から2020年にかけて「Cocohana」で連載された作品です。

 

主人公はこれまでの作品とは違い34歳の元教師の大人の女性で、ある事件をきっかけに教師の仕事を辞めて婚活をスタートさせるもなかなか上手くいかず。そんな時に美味しいパン屋さんを知って心が少しだけ癒され、その店主に思わず「結婚しませんか」と言ってしまったところ、思いがけず「結婚してもいいですよ」との答えが…という不器用な大人の恋愛が描かれる可愛らしい作品です。

 

 

芦原妃名子の作品⑩ セクシー田中さん

 

出典:https://m.media-amazon.com/

 

芦原妃名子さんの最後の作品となってしまったのが現在話題になっている「セクシー田中さん」です。

 

「セクシー田中さん」は、「姉系プチコミック」で2017年から連載がスタートし人気を得ていましたが、芦原妃名子さんの突然の死去により未完のままとなりました。

 

経理部所属で優秀ながら変人扱いされている独身アラフォーOLの田中京子は、実は夜は妖艶なベリーダンサー・Saliの顔を持ちます。そんな田中さんに出会った周囲の人たちの人生が少しずつ良い方向へと変わっていき、田中さん本人も少しずつ良い方へと変化していくという物語です。

 

いまだに社会に根強く残る女性差別やアラフォーの独身女子に対する偏見などもテーマにしており、そうした生きづらさの中で、生命力に満ち溢れたベリーダンスという表現を通じて、自分らしく生きる事や希望を見出していく田中さんの姿に勇気を与えられる作品となっています。

 

「セクシー田中さん」は2018年にananマンガ大賞を受賞し、2022年には「CREA」の「夜ふかしマンガ大賞」第9位にも選ばれるなど注目の作品となり、2023年から日本テレビ系でテレビドラマ化もされました。

 

しかし、このドラマが芦原妃名子さんの作品に込めた想いを無視するかのような改変を繰り返したため、芦原妃名子さんと脚本家ら制作陣との間に対立が生じていた事が判明して脚本家らが炎上。その騒動直後に芦原妃名子さんが自殺により命を断ち、ネット上で大きく注目される事になりました。

 

 

 

芦原妃名子のセクシー田中さんのドラマ版の脚本家は相沢友子

 

セクシー田中さんの脚本家・相沢友子のプロフィール

 

生年月日:1971年5月10日

出身地 :東京都

血液型 :B型

 

芦原妃名子さんの自殺と関連性があるとみられているドラマ版「セクシー田中さん」における、原作を無視した脚本をめぐるトラブルですが、その脚本家が相沢友子さんという方です。

 

相沢友子さんが脚本家として手がけた作品はドラマでは「やまとなでしこ」、「世にも奇妙な物語」シリーズ、「恋ノチカラ」、「私を旅館に連れてって」、「鹿男あをによし」、「鍵のかかった部屋」、「トレース〜科捜研の男〜」、「ミステリと言う勿れ」。映画では「大停電の夜に」、「重力ピエロ」、「東京島」、「プリンセストヨトミ」、「脳内ポイズンベリー」、「本能寺ホテル」などがあります。

 

現在は脚本家をしている相沢友子さんですが、若い頃はシンガーソングライター、タレント、女優として活動していました。

 

「セクシー田中さん」のドラマ版の脚本は1話〜8話まで担当しましたが、作者の意図や当初の条件を無視した改変を繰り返したため芦原妃名子さんが抗議し、9話と10話は芦原妃名子さんが自ら脚本を担当しました。

 

この事について、相沢友子さんがインスタグラムに芦原妃名子さんに対する嫌味のような投稿をし、それに複数人の内輪の脚本家や関係者、挙句なんの関係もない脚本家までしゃしゃり出てきて同調するなど異様な状況となります。

 

これを受けてかはわかりませんが、芦原妃名子さんはブログとXを更新して事の経緯を丁寧に説明されたのですが、この投稿が話題になった事により、脚本家らやドラマ制作陣、日本テレビに対して批判が殺到し炎上騒動へと発展しました。

 

そしてそれからわずか1日後、芦原妃名子さんの自殺と見られる遺体が発見されたのでした。

 

この芦原妃名子さんと脚本家やドラマ制作陣をめぐるトラブルの経緯については後述します。

 

 

芦原妃名子の死因は不明だが自殺と見られている

 

芦原妃名子さんの医学的な死因は現在の時点では公表されていませんが、警察からは自殺と見られると発表されています。

 

ドラマ化もされた漫画「セクシー田中さん」などの作品で知られる漫画家の芦原妃名子(ひなこ)(本名・松本律子)さん(50)が28日から行方不明となり、29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。捜査関係者への取材で分かった。亡くなった状況などから自殺とみられ、警察当局が死因や経緯を調べている。

 

引用:漫画家の芦原妃名子さん、栃木県内で死去、自殺か 「セクシー田中さん」原作者 ドラマ化でトラブルも

 

 

芦原妃名子の遺体発見場所は川治ダムだが詳しい状況は不明

 

出典:https://dam-like.com/

 

芦原妃名子さんの遺体は、2024年1月29日に栃木県日光市の川治ダムで見つかっています。

 

栃木県日光市の川治ダムで29日、女性が死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、近くから漫画家の芦原妃名子さん(50)のものとみられる身分証明書が発見された。

 

引用:女性死亡、漫画家芦原妃名子さんか 「砂時計」作者、栃木のダムで発見―警視庁

 

芦原妃名子さんの遺体が川治ダムで発見された時の状況は明かされておらず、詳しい事はわかりませんが、飛び降り自殺をしたのではないかとみられています。

 

 

芦原妃名子の自宅から遺書のようなものも

 

芦原妃名子さんの死因は不明ながら、川治ダムでの自殺と見られています。

 

芦原妃名子さんの自宅からは遺書のような短い文章が見つかり、失踪理由などが書かれていたという事です。

 

セクシー田中さん」の作者で漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名松本律子=まつもと・りつこ)さんが栃木県内で死亡しているのが見つかってから一夜明けた30日、自宅から見つかった遺書に失踪理由が書かれていたことが分かった。短い文章でつづられており、警察は自殺を図ったとみて調べている。

 

引用:「セクシー田中さん」漫画家・芦原妃名子さん周囲に「ドラマ化を今からでもやめたい」 遺書に失踪理由

 

芦原妃名子さんの遺書の内容は明かされておらず、何が自殺の原因となったのかははっきりとはわかりません。ただ、ことの経緯から見れば「セクシー田中さん」のドラマ化をめぐる脚本家やドラマ制作陣とのトラブルが関連している可能性が高いように思われます。

 

芦原妃名子さんの自殺の原因とみられている「セクシー田中さん」のドラマ化をめぐる脚本家らドラマ制作陣とのトラブルの経緯については次の見出しで紹介します。

 

 

芦原妃名子の自殺の原因とみられる脚本家や制作サイドとのトラブルの経緯

 

「セクシー田中さん」脚本家がインスタで暗に芦原妃名子を批判

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

ドラマ版「セクシー田中さん」の最終話が放送された2023年12月24日に、脚本家の相沢友子さんがイスタグラムを更新し9話と10話の脚本を自分は担当していない事を明かし、暗に原作者である芦原妃名子さんを非難するかのような内容を投稿をしました。

 

これに知人や関係のない脚本家もこれに同調するかのような返信をし、「脚本が素人(原作者である芦原妃名子さんを指してこの言い方はあまりにも酷すぎる)に変更していた」、「(芦原妃名子さんに相原友子さんが)尊厳を傷つけられたお気持ち」などと、自らの作品を大切にしたいというだけの原作者の気持ちを踏み躙るような言葉が書き込まれました。

 

出典:https://pbs.twimg.com/

 

この段階でも一部の人々が不快感を抱き、「原作者を馬鹿にするような態度の脚本家達や原作を単なる素材として扱うような態度のテレビ局関係者」への批判が出ていました。

 

現在、脚本家の相沢友子さんのインスタグラムは非公開とされていますが、問題になっている投稿内容をいくつかのメディアが引用しています。

 

昨年12月に脚本家がインスタグラムで「脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しました」とつづり、「脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした」「どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように」などと投稿。

 

引用:「セクシー田中さん」作者・芦原妃名子さん急死 栃木県内で遺体発見…遺書のようなものも 日テレ系ドラマで脚本めぐりトラブルか

 

 

芦原妃名子がブログとXで「セクシー田中さん」の脚本トラブルを丁寧に説明

 

ドラマ版「セクシー田中さん」終了後の、2024年1月26日、芦原妃名子さんはブログとXで脚本家やドラマ制作陣との間いに起きていたトラブルを丁寧に説明されました。

 

芦原妃名子さんはまず、「セクシー田中さん」という作品に込めていた想いを説明されました。

 

「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。

自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたい

という思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、

担当編集と共に大切に描いてきた漫画です。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

そして、芦原妃名子さんは「セクシー田中さん」をドラマ化したいという話に、以下の条件をつけた上で承認した事を明かされました。

 

・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。
・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

芦原妃名子さんはこうした条件をつける事はドラマ制作スタッフや監督、脚本家に対して失礼にあたるのではと深慮されて、「この条件で本当に良いですか?」と何度も日テレ側に確認をされたそうです。それでも良いという事になり、ようやく「セクシー田中さん」のドラマ化の話を了承されたという事です。

 

ところが、いざドラマ化がスタートすると、その約束は簡単に反故にされ、毎回、原作を大きく改変したプロットや脚本が提出されたのだそうです。

 

ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました。
・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。

といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

芦原妃名子さんは自分の大切に作ってきた「セクシー田中さん」という作品を守りたいという気持ちだったのでしょう、こうしたドラマ制作側に対してその度に粘り強く修正をお願いされたようです。

 

「枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。

私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、

私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と、何度も訴え、

どうして変更していただきたくないのかということも丁寧にご説明し、

粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1〜7話の脚本の

完成にこぎつけましたが…。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

「セクシー田中さん」のドラマ版の8話〜10話は、漫画原作にはないオリジナルの展開でしたが、これについても芦原妃名子さんは原作の物語に支障をきたさないようにと、自身であらすじとセリフを準備するという条件をつけられていたそうです。

 

ところが、この約束もあっさりと破られ、大幅に改変されたプロットと脚本が提出されたようです。

 

特に9話、10話の改変された脚本はベリーダンスの表現も間違いが多く、ベリーダンスの監修の方とも連携が取れていないことが手に取るように分かりましたので、「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」といったことを、小学館から日本テレビさんへ申し入れをしていただきましたが、その後も、大幅な改編がされたプロットや脚本が提出され、それを小学館サイドが「当初の約束通りに」と日本テレビさんにお戻しするという作業が数回繰り返されたと聞いています。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

そして芦原妃名子さんは、9話と10話に関して最初の約束の通りに、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代してほしいとお願いされたそうです。

 

その結果、8話までの脚本を担当した脚本家(相原友子さん)は9話と10話には関わらないとし、芦原妃名子さんが自ら脚本を書く事に決まり、あくまでも脚本家としては素人である自分の書いたものを専門家の方に整えてもらうという解決策となったそうです。

 

ただ、芦原妃名子さんは漫画「セクシー田中さん」の締切も迫る中での慣れない脚本執筆という事で、短い時間で無理に脚本を完成させられたようで、「9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。」と視聴者への謝罪も綴られていました。

 

しかも、芦原妃名子さんは最後に、脚本家を含めてドラマ制作陣への感謝の気持ちまで綴り、配慮されていました。

 

最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします。

 

引用:芦原妃名子 ブログ ドラマ『セクシー田中さん』について

 

 

芦原妃名子がXへの謝罪投稿を最後に行方不明になり遺体で発見

 

ブログとXへの投稿から2日後の1月28日、芦原妃名子さんはXに、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。」と投稿し、一連のXの投稿を削除しブログも閉鎖されました。

 

 

この投稿の直後、芦原妃名子さんは行方不明になり、その日の16時頃に知人と職場関係者が警視庁大崎署に行方不明届を提出。翌29日に、栃木県日光市の川治ダムで遺体となって発見されました。

 

 

ネット上で脚本家や日テレへの批判が多数出て炎上

 

芦原妃名子さんの死去とドラマ制作陣とのトラブルの経緯がわかり、ネット上では脚本家や日テレに対する批判の声が多く上がっています。

 

 

 

 

これまでにも、多くのファンに愛され大切にされていた漫画や小説が、ドラマ化や映画化で大幅に改変されて世紀の駄作として世に放たれ、原作者やファンを酷く傷つける事例は何度も繰り返されてきました。今回の事件はそれが最も悲惨な形で表面化してしまったといえます。

 

せめてこれが契機となって、今後は原作を尊重せず単なる素材のように扱ってのドラマ制作や映画制作がされる事が決してないように望まれます。

 

 

 

まとめ

 

今回は、「セクシー田中さん」の漫画家で、そのドラマ版をめぐる製作陣とのトラブルが明らかになった後、自殺で死去した芦原妃名子さんについてまとめてみました。

 

芦原妃名子さんのプロフィールは本名が「松本律子」さん、生年月日が「1974年1月25日」、出身地は「兵庫県」、血液型は「O型」です。没年月日は2024年1月29日で年齢は50歳でした。

 

芦原妃名子さんの顔写真は公開されていませんが、二重の美人でおしゃれな方、性格は気立の良い方だったとの証言が出ています。

 

芦原妃名子さんの家族は2019年に亡くなった父親、姫路市の実家に住む母親と姉の存在がわかっています。結婚はされておらず独身のようです。(2019年結婚説はデマ)自宅は不明ですが、数年前までは都内のおしゃれな集合住宅を自宅兼仕事場として使用されていたようです。

 

芦原妃名子さんの作品は数々ありますが特に「砂時計」、「Piece」、「Bread & Butter」、そして、連載が続いていた「セクシー田中さん」が代表作品として知られています。

 

芦原妃名子さんの作品「セクシー田中さん」のドラマ版の脚本を担当したのは相原友子さんという方ですが、ドラマ化にあたって当初に提示されていた約束を破って原作を改変し続け、芦原妃名子さんはそれを必死に抗って精神的に疲弊し、それが自殺の原因となったとみられています。

 

芦原妃名子さんの遺書と見られる文書が自宅で見つかっていますが、内容は明かされていません。

 

芦原妃名子さんの自殺現場は栃木県日光市内の川治ダムと発表されていますが、遺体発見時の状況は不明で、医学的な死因も明らかにされていません。

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