突然死とは

突然死とは、死の原因となる病気が発症してから24時間以内に死亡することを言います。

東京都福祉保健局のサイトから、突然死の定義を引用します。

瞬間死あるいは急性症状の発現後24時間以内の死亡で、外因死を除いた自然死のことをいいます。

 

引用：突然死の中で最も多い急性心臓死　東京都福祉保健局

外因死とは、事故や他殺、自殺などのことですね。つまり、突然死は病気で突然死んだ場合のことを指すんです。

突然死した男性芸能人・有名人25名

突然死した男性芸能人・有名人をご紹介していきます。「あの人も突然死だったんだ・・・」と思うような人もいると思います。

1．WOWAKAさん

ニコニコ動画で初音ミクなどにオリジナル曲を歌わせたり、ロックバンド「ヒトリエ」のボーカル・ギターとしても活動していたWOWAKA（ヲワカ）さんは、2019年4月に31歳という若さで突然死しています。突然死の原因は急性心不全でした。

2．貴ノ浪さん

元大関貴ノ浪さんは、2004年に現役引退後は年寄・音羽山として後進の指導に当たっていましたが、2015年6月に大阪市内のラブホテルで倒れているところを発見されています。救命措置を受けたものの、蘇生することなく突然死しています。

2006年には心房細動・敗血症・肺炎を併発し、一時は心肺停止状態になっていますので、体調面で何か持病を抱えていたのかもしれません。

3．ジョシュアさん

モデルのジョシュアさんは、土屋アンナさんと結婚したことで一般に名前を知られるようになったモデルさんですが、2006年には離婚しています。

2008年に心不全で突然死しています。突然死の原因の詳細は明かされていませんが、薬物が関係していたのでは？などの噂が出ています。

4．前田健さん

お笑いタレントの前田健さんは、2016年に新宿の飲食店で食事をした後、路上で突然倒れ、心肺停止状態となっています。救急搬送されましたが、意識は戻ることなく突然死しています。突然死の原因は、虚血性心不全とのことです。以前から不整脈の持病があったということです。

5．松田直樹さん

横浜Fマリノスや松本山雅FCで活躍し、日本代表としても活躍していたプロサッカー選手の松田直樹さんは、2011年8月に長野県松本市内で練習中に突然倒れ、救急搬送されています。一時、微弱ながらも心拍が戻ったものの、意識は戻ることなく亡くなっています。

突然死の原因は、急性心筋梗塞だったとのことです。

6．木村拓也さん

広島カープや巨人で活躍し、現役引退後は巨人でコーチをしていた木村拓也さんは、2010年4月に試合前のシートノック中に突然倒れ、救急搬送されています。現場ですぐに救急蘇生処置を受けていますが、意識は戻ることなく亡くなっています。

突然死の原因は、くも膜下出血だったそうです。

7．香川伸行さん

ドカベンの愛称で人気だった香川伸行さんは、引退後は体調があまり良くなかったようで、腎不全になり、人工透析を受けていました。2014年には心筋梗塞を起こし、自宅で倒れているところを家族に発見されています。倒れていた時には、携帯電話を手に持っていたそうです。

8．大杉漣さん

俳優の大杉漣さんは、ドラマの「バイプレーヤーズ」のロケのために千葉県の富津市に滞在していた時に腹痛を訴え、タクシーで救急搬送されています。心筋梗塞を起こしていたとのことで、病院で治療をするも、そのままお亡くなりになっています。

9．黒澤浩樹さん

極真空手を極め、さらにK-1やPRIDEなどにも参戦した格闘家の黒澤浩樹さんは、下段回し蹴りが得意で、相手の足を折ったことがあるほどでした。また、とにかく攻める組み手スタイルが人気でしたが、2017年に54歳の若さで急性心不全で亡くなっています。突然死の詳細な原因は不明です。

10．谷村孝さん

全日本としても活躍していたバレーボール選手の谷村孝さんは、2017年に35歳の若さで心筋梗塞で亡くなっています。この若さで体力のあるスポーツ選手が心筋梗塞で亡くなるというのは、何か心臓の持病をお持ちだったのかもしれません。

11．伊藤俊人さん

俳優の伊藤俊人さんは、ショムニなどに出演されていましたし、三谷幸喜さんの作品には欠かせない役者さんでしたよね。王様のレストランや古畑任三郎にも出演していました。

2002年にくも膜下出血で突然死しています。突然死した日の数日後にはショムニFINALの撮影が始まるところだったとのことです。

12．阿藤快さん

俳優の阿藤快さんは、「なんだかなー」の名台詞や気さくな人柄で俳優業以外にタレントとしても人気でしたよね。

2015年11月15日、仕事場に現れなかったために事務所スタッフと家族が自宅を訪ねたところ、ベッドに横たわって亡くなっているのを発見されています。突然死の原因は、大動脈解離だそうです。

13．斎藤晴彦さん

俳優の斎藤晴彦さんは11PMの司会や特撮ドラマ、さらにクラシックの替え歌などで人気でした。2014年6月には自宅近くの路上で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となっています。突然死の原因は、急性心不全だったとのことです。

14．春一番さん

アントニオ猪木のものまねで有名な春一番さんは、2014年7月にお酒に酔って自宅に帰ってきた後にそのまま寝て、朝には亡くなっていたとのことです。死因は肝硬変だったとのこと。

2005年には腎不全で集中治療室に入院して、一時は生死の境をさまよったことがあったそうなので、もともと持病をお持ちだったのだと思います。

15．吉田栄勝さん

吉田沙保里さんのお父様でレスリング指導者だった吉田栄勝さんは、2014年3月11日三重県津市付近の伊勢自動車道を運転中に突然体調不良に陥り、車を路肩に停めて車内でぐったりしているところを発見されています。すぐに救急搬送されましたが、そのまま亡くなっています。

突然死の原因は、くも膜下出血だったとのことです。

16．hideさん

X JAPANのhideさんは、1998年5月1日に酔っ払ったまま自宅に帰り、自宅のドアノブで首を吊った状態で発見されました。自殺なのか事故死なのか、いまだに結論は出ていません。自殺でも事故死も、突然死の定義からは外れますが、きちんとした死因がわからない以上、内因性の突然死の可能性も否定できないため、こちらで紹介しています。

17．村田渚さん

フォークダンスDE成子坂や鼻エンジンのコンビで活躍していた村田渚さんは、2006年11月に自宅で倒れているところを発見されています。発見された時点で、息を引き取っていたそうです。

突然死の原因はくも膜下出血だったとのことで、発症する数日前から体調不良を訴えていたとのことで、村田さんの場合は突然死の兆候があったんですね。

18．大瀧詠一さん

作曲家として活躍し、大人気ドラマの「ラブジェネレーション」の主題歌である「幸せな結末」を歌っている大瀧詠一さんは、2013年に自宅で家族とリンゴを食べている時に突然倒れて、心肺停止状態になっています。

最初はリンゴを喉に詰まらせたと思われましたが、突然死の原因は大動脈解離だったそうです。

19．IKÜZÖNEさん

Dragon AshのベーシストだったIKÜZÖNE（イクゾーン）さんは、2012年に急性心不全で亡くなっています。46歳の若さでした。突然死の原因が急性心不全ということは、ほぼ原因不明の突然死だったと思って良いと思います。

20．小渕恵三さん

第84代内閣総理大臣だった小渕恵三さんは、「平成おじさん」としても知られていました。首相在任中に脳梗塞を発症し、救急搬送されています。その後、意識混濁状態が続き、内閣総辞職をして、その後亡くなっています。

21．いときんさん

ET-KINGのメンバーだったいときんさんは、突然死というわけではありません。2017年の8月にがんであることを公表しています。でも、2017年12月28日にはステージに立っているんです。しかし、その後容体が急変し、1ヶ月後にこの世を去っています。

22．志村正彦さん

ロックバンドのフジファブリックのボーカルだった志村正彦さんは、2009年12月24日に突然死しています。前日から志村さんと連絡が取れなくなったマネージャーが心配して自宅を訪ねたところ、パソコンの前で死亡していたとのことです。公式サイトでの発表では、「病名（死因）不詳」とのことですので、原因は不明のままです。

23．大野誠さん

ロックバンド「1st BLOOD」のボーカルであり、「大地 土子」のペンネームでお父様の北島三郎さんの楽曲の作詞作曲を手掛けていた大野誠さんは、自宅で死亡しているところを発見されています。発見された時には、死亡してから数日経っていたとのことで、突然死の原因は心不全と言われています。

24．尾崎豊さん

ミュージシャンの尾崎豊さんは、カリスマ性があり、若者から絶大な支持を得ていましたが、精神的に不安定なところがあったようです。1992年4月に、自宅マンションから500m離れた民家の軒先に全裸で傷だらけで倒れていたところを住人に発見され、救急搬送されています。

その後、自宅に戻りますが、自宅で容体が急変して呼吸停止。救急搬送されましたが、亡くなっています。覚せい剤中毒だったとのことです。

25．中川昭一さん

自由民主党の政治家で金融担当大臣などを歴任した中川昭一さんは、2009年10月に自宅の寝室で倒れているところを奥様に発見され、救急搬送されています。突然死の原因は急性心筋梗塞だったとのことですが、G7での記者会見で酩酊状態だったところをマスコミに叩かれて、その後の選挙で落選していることなどから、自殺説も流れました。

突然死した女性芸能人・有名人8名

突然死した女性芸能人や有名人をご紹介していきます。

1．松野莉奈さん

私立恵比寿中学のメンバーだった松野莉奈さんは、2017年2月8日に致死性不整脈が原因で突然死しています。10代で致死性不整脈で現役アイドルが突然死するというのは、当時世間に大きな衝撃を与えましたよね。

2．鶴ひろみさん

声優の鶴ひろみさんは、ドラゴンボールのブルマやアンパンマンのドキンちゃん役で有名ですが、2017年11月に首都高速でハザードランプをつけたまま停車している車内で発見され、救急搬送されましたが、死亡が確認されています。突然死の原因は、大動脈解離とのことです。

3．飯島愛さん

タレントの飯島愛さんは、マルチな才能を発揮して、バラエティタレントとしてだけでなく、作家としても活躍していました。2007年3月に芸能界を引退しましたが、2008年12月24日に自宅のマンション内で亡くなっているところを発見されています。

発見時は死亡後約1週間経っていたと考えられていて、突然死の原因は肺炎だったのではないかと言われています。

4．如月小春さん

劇作家や演出家として、下北沢を中心とした小劇場ブームをけん引した如月小春さんは、2000年に教鞭をとっていた大学内で突然倒れて、そのまま意識が戻ることなく、突然死しています。突然死した原因はくも膜下出血とのことです。

5．神戸みゆきさん

ミュージカルの3代目セーラームーンとして脚光を浴びた神戸みゆきさんは、元々病弱で貧血の持病を持っていたようで、入退院を繰り返していました。2008年6月18日に心不全で突然死しています。

6．野村沙知代さん

元プロ野球選手で監督も務められた野村克也さんの奥様である野村沙知代さんは、2017年12月8日に突然死しています。朝食を1口しか食べず、その後容体が急変し、心肺停止状態で病院に救急搬送されています。死因は虚血性心不全だったとのことです。

7．大原麗子さん

昭和の大女優だった大原麗子さんは、連絡が取れなくなったことを心配した弟さんが警察に通報して、自宅で倒れているところを発見されています。発見された時には、すでに死後数日たっていたとのことです。死因は、不整脈による脳内出血だったとのことで、当時は大女優の孤独死として大きなニュースになりました。

8．山口美江さん

タレントとして活躍していた山口美江さんは、テレビに出なくなってからは実業家として、または講演活動を中心にしていました。2012年に連絡が取れなくなったことを心配した親族が、自宅で亡くなっている山口美江さんを発見しています。突然死の原因は心不全とのことですが、詳細は明らかになっていません。

突然死の兆候

突然死は何の兆候もなく訪れることが多いです。でも、後から考えると、「あぁ、あれが突然死の兆候だったんだ」と家族が思うような兆候が出ていることもあるんです。突然死の兆候を知っておくことで、突然死を避けることができることもあります。

突然死の原因

突然死の原因は、解剖しても解明できないものが多いです。突然死の原因は、8割が原因不明であり、死亡診断書には「心不全」と書かれます。心不全は、心臓がきちんと動かなくなったことが原因での死亡になりますので、人間の死は基本的に心不全になるんです。

ただ、突然死を招く可能性がある疾患は、ある程度分かっています。

これらの疾患で突然死が起こることになります。

まとめ

突然死の芸能人や有名人、突然死の兆候や原因などをまとめましたが、いかがでしたか？突然死はある日突然病気に襲われ、そのまま亡くなってしまうものです。全く兆候がないこともありますが、突然死の兆候が出ていることもありますので、そのサインを見逃さないようにしましょう。