私立恵比寿中学（エビ中）とは

私立恵比寿中学はスターダストプロモーション所属のアイドルグループで、キレのないダンスと不安定な歌唱力を売りにして「King of 学芸会」というコンセプトでデビューした斬新なアイドルグループです。

エビ中の愛称で親しまれ、ももいろクローバーZやたこやきレインボー、TEAM SHACHIといった人気グループと共にスタダのアイドルセクション「STARDUST PLANET」の一員として活躍し、人気アイドルの道を突き進んでいます。

私立恵比寿中学は、永遠の中学生という設定で架空の学校「私立恵比寿中学 1年B組」に属するというコンセプトのもと活動しています。

そのためメンバーが実際に中学を卒業して高校生になったとしても、中学4年生・中学5年生・中学6年生というように中学生として進級するという設定を掲げています。

しかし、この設定は忠実に守られることはほとんどなく、設定が曖昧でゆるい感じもエビ中の魅力のひとつとして愛されています。

サブカル受けする音楽性とパフォーマンス

人気音楽プロデューサーであり、自身も歌手やタレントとして活躍する「ヒャダイン」こと前山田健一がエビ中の音楽主任教員に就任したことで、エビ中の主要な楽曲は前山田健一が手掛けるようになりました。

彼が提供するクセの強いアッパー系の楽曲はエビ中の代名詞となり、曲に合わせてステージでティッシュをばら撒いたり、レディーガガやキョンシーのようなメイクで踊るなどクセの強いパフォーマンスで人気を獲得しています。

既存のアイドルグループとは一味違う斬新なステージパフォーマンスはアイドルファンのみならず、サブカルチャー好きの人々からも支持されるようになりました。

「今、会えるサブドル（サブカルアイドル）」として幅広い層の人々から愛され、独特のパフォーマンスを武器に更に人気を集めています。

私立恵比寿中学、満を持してメジャーデビュー

メジャーデビュー前から赤坂BLITZなどでワンマンライブを開催したり、全国11ヶ所21公演のライブツアーを行ったりと高い人気を得ていたエビ中。

インディーズシーンで確かな人気を確立したのち、デフスターレコーズからメジャーデビューを果たしました。

メジャーデビューに先駆けて2012年3月4日にラゾーナ川崎でメジャー仮契約調印式を行い、2012年5月5日リリース「仮契約のシンデレラ」でデビュー。デビュー曲にしてオリコン週間チャート7位を記録しました。

メジャーデビューからわずか1年7ヶ月後の2013年12月8日にさいたまスーパーアリーナで単独コンサートを行い、シドが保持していた記録を上回ってデビュー後日本人史上最速でのさいたまスーパーアリーナ単独公演を成し遂げました。

私立恵比寿中学（エビ中）の現役メンバーの人気順ランキング＜第6位-4位＞とプロフィール

現在はスタダアイドルの中でもももいろクローバーZに次ぐほどの人気を誇り、メンバーの加入や脱退を繰り返しながら常に高い人気を維持し続けている私立恵比寿中学。

気になる現役メンバーの人気順ランキングとプロフィールをお届けします。

第6位・星名美怜（ほしな みれい）

生年月日：1997年11月2日
出身地：神奈川県
身長：159.6cm
血液型：B型

ビジュアル抜群の美人で人気がありそうな星名美怜ですが、男性絡みのスキャンダルが多く、悪いイメージが付いてしまったため人気が急落しました。

小学6年生の時に原宿竹下通りで現在の事務所にスカウトされ、出席番号7番のメンバーとして私立恵比寿中学でデビューしました。
キャッチフレーズは2018年までは「360度どこからみてもアイドル！」というフレーズを使っていましたが、現在は「エビ中の今どき革命ガール！」に変更されています。

誰とでも仲良くなれる性格で、エビ中の中でもしっかり者のお母さんポジションを確立しています。
明るくて包容力のある性格に加えてこのビジュアルなので人気がありそうですが、残念ながら度重なるスキャンダルで付いたイメージは簡単には覆せないようです。

第5位・小林歌穂（こばやし かほ）

生年月日：2000年6月12日
出身地：埼玉県
身長：167cm
血液型：A型

小学6年生の時に原宿で現在の事務所にスカウトされ、スターダストプロモーション芸能3部所属の高校生以下の女性タレントが演技・歌・ダンスの練習や発表をする部署「3B junior」内のアイドルグループ「チーム大王イカ」のメンバーとして芸能活動を開始。
2014年1月4日に行われたイベント「3Bjunior Live Final“俺の藤井”2014」で私立恵比寿中学へ加入しました。

2016年に軽度のバセドウ病であることを発表してダンスを伴うパフォーマンスを休止し、台湾で行われたライブには歌唱のみで参加するなど闘病に励みました。

アイドル業と女優業を並行しており、2013年に映画「灰色の烏」で映画初出演を果たすと2017年には連続ドラマ「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」で初の単独主演、2018年には舞台化された「また来てマチ子の、愛をもう止めないで」でドラマ版同様に出演し、女優としても活躍しています。

エビ中での人気については、ビジュアル面で人気が伸び悩んでいると言われることが多いようですが、画像や動画を見ても普通に美人ですし年々美しく成長しているので、今後覚醒が期待できるかもしれません。
明るく人懐っこい性格で、ファンからは大型犬のようだと愛されています。

第4位・安本彩花（やすもと あやか）

生年月日：1998年6月27日
出身地：東京都
身長：161.5cm
血液型：O型

ボーイッシュなショートヘアが特徴で、おしゃれなイケメンとして人気の安本彩花。
小学4年生の時に原宿で現在の事務所にスカウトされ芸能界入りすると、女子小中学生によって結成されたジュニアアイドルグループ「みにちあ☆ベアーズ」のメンバーとして活動を開始。
2009年10月に私立恵比寿中学に出席番号5番のメンバーとして加入しました。

2015年より第6期メンバーとしてNHK Eテレ「Rの法則」に出演していたため、ファン以外でも見たことがあるという方が多いかもしれません。

チャームポイントの茶色がかったショートヘアーが良く似合うボーイッシュな美人で、変に可愛子ぶったりせずありのままの裏表のない性格が人気を集めています。

穏やかでのんびり屋なメンバーが多いエビ中の中でも特に穏やかでおっとりしていて、人当たりの良さとサービス精神の高さで多くの人に愛されています。

体を張った笑いにも一生懸命取り組む頑張り屋さんで、トークも得意なことからライブMCやバラエティ番組で活躍している姿が見られます。
小動物のような笑顔も可愛らしくて、見ているだけで癒される魅力を持ったメンバーです。

私立恵比寿中学（エビ中）の現役メンバーの人気順ランキング＜第3位-1位＞とプロフィール

第3位・真山りか（まやま りか）

生年月日：1996年12月16日
出身地：東京都
身長：154cm
血液型：A型

そこに存在するだけでなぜか「応援したい」と感じる魅力を持ち、人を惹きつけるオーラと親しみやすさを兼ね備えた人気メンバー真山りか。

「ハイテンションガール」というキャッチコピーがありますが、実は人見知りで繊細な性格をしており、テンションにも波があり基本はローテンションでいることも珍しくありません。
しかし一度テンションが上がればマシンガンのように喋り始め、他のメンバーからフォローされるというハイテンションっぷりを披露しています。

アイドルという仕事に対してはハングリー精神を持って向上に努めるなど一生懸命で、握手会などファンと接するイベントでは相手によって対応を変えているようです。
神対応を望むファンには神対応、友達のように接したいファンや特別感が欲しいファンには時には塩対応もしてみるなど、「みんなのアイドルだけど、あなただけの真山りか」をモットーに活動することでファンの心を掴んでいます。

ビジュアルはエビ中の中でも身長が低めですがかなりの細身で小顔なことからスタイルは抜群で、笑顔になるとクシャクシャになるところに可愛らしさがあります。
歌唱力がグループの中でもトップクラスで表現力も高いためパフォーマンスに見応えがあり、ビジュアルだけでなく実力でも人気を得ている万能型アイドルです。

第2位・中山莉子（なかやま りこ）

生年月日：2000年10月28日
出身地：東京都
身長：161cm
血液型：O型

ぷくぷくほっぺ・とろんとした目が可愛い超絶美少女、中山莉子。
小学5年生の時に明治神宮前駅でスカウトされスターダストプロモーションに所属し、栄光ゼミナールのパンフレットモデルで初仕事を飾りました。

2014年1月4日に行われたイベント「3Bjunior Live Final“俺の藤井”2014」で小林歌穂と共に私立恵比寿中学への加入が発表され、3月のライブ「私立恵比寿中学 Luck To The Future PART2」で初ステージを踏みました。
2016年8月からはティーン向けファッション雑誌「ラブベリー」の専属モデルを務めており、同世代の女子からも人気を集めています。

女の子らしくて愛くるしい可愛すぎる顔立ちはザ・妹系で、ファンの間ではロリコンホイホイという異名がつけられるほど幼さが残る顔立ちをしています。
自由気ままで天真爛漫、そんな飾らない性格は時には「ヤバイ奴」と言われることもあり、テレビ収録なのに何もしたくない！と言ってひたすらボーッとする姿を見せたりと自由奔放なキャラクターです。

運動神経が抜群なためダンスは踊れるほうですが、残念ながら歌唱力はメンバー最下位を争うほど。エビ中加入時にはぽんこつ呼ばわりされるほど拙い部分がありましたが、そこが逆に可愛いと支持を得ました。
現在は成長した姿を見せることも多く、可愛さはそのままにアイドルの成長を感じられるアイドルとして多くの人に愛されています。

第1位・柏木ひなた（かしわぎ ひなた）

生年月日：1999年3月29日
出身地：千葉県
身長：156cm
血液型：B型

エビ中ナンバーワンの歌唱力・パフォーマンス力を持ち、透明感のある美貌で全方位死角なしの魅力を持つ柏木ひなた。
幼い頃から歌とダンスを習っていたためヒップホップダンスが得意で、歌唱力はグループでも1番の実力を持っているためステージでの存在感が段違いです。

2013年に放送されたドラマ「ヴァンパイア・ヘヴン」でドラマ初出演を果たすと、その演技力が評価されて2015年に映画「脳漿炸裂ガール」で映画初主演を果たしました。

美しいビジュアル・グループ1の歌唱力・迫力のダンス・演技力と、アイドルにとって必要なものを全て兼ね備えた完璧アイドルとしてエビ中でも不動の人気ナンバーワンの地位を得ています。

最近は20歳を迎えて大人っぽさとセクシーさまで手にしているので、更に人気が出てアイドルとして飛躍する姿を見せてくれるかもしれません。今後もさらなる活躍が期待できるでしょう！

私立恵比寿中学（エビ中）を脱退したメンバー9人の現在

私立恵比寿中学はメンバーの加入と脱退を繰り返しながら現在まで活動を続けています。

過去に脱退したメンバーの脱退日や理由、そして気になる現在の活動をご紹介します。

1.奏音

初期メンバーであり出席番号1番として活躍していた奏音。2010年2月4日の「スタ☆フェスvol.8」にて、私立恵比寿中学から初となる脱退を発表しました。

現在は女優として2017年放送のドラマ「アイドル×戦士ミラクルちゅーんず!」第25話ゲスト出演、2018年「越路吹雪物語」久慈あさみ役、2010年公開の映画「告白」に出演し活動しています。

2.宇野愛海

2011年1月10日に開催された「3B juniorのZEROからスタート 待ってろサンプラザ!!」を最後に脱退しました。

現在は女優として2016年放送の「ウルトラマンオーブ」 第7話・第23話で霧島ハルカ役を務め、2017年放送のドラマ「先に生まれただけの僕」に三好朝香役で出演、さらに2019年公開の映画「歩けない僕らは」で主演・宮下遥役を務めるなど、女優業が順調です。

3.矢野妃菜喜

2011年4月17日に私立恵比寿中学を脱退すると、2013年に事務所をWARAHATAに移籍し、映画「INORIGAMI」「ブラックリスター　ゼロ」で主演を務めました。
その後ソニーミュージックアーティスツに移籍し、名前を「月影妃菜喜」に変えて陽光真理愛とのユニット「うたたねこ歌劇団」のメンバーとして活動を開始しました。
更に2016年にはアニメコラボカフェ「SHIROBACO」のキャストとして活動を開始しましたが、2018年10月20日に「SHIROBACO」を卒業しています。

4.小池梨緒

オフィシャルブログ「エビ中交換日記」の2011年6月7日付の記事で小池梨緒が学業優先のため脱退していたことが発表されました。
現在は女優として活動しているようです。

5.宮崎れいな

宮崎れいなは初期メンバーとして11歳の時にデビューし、私立恵比寿中学の初代リーダーを務めて初期のエビ中を支えていました。
2011年12月26日に脱退し、現在は慶應大学の学生でチアリーディング部に所属しています。

6.瑞季

2014年4月15日に日本武道館で行われたコンサートを最後に脱退しました。メンバーカラー「赤」を担うほど大きな存在だったことから、脱退後はメンバーカラー赤を永久欠色としています。
現在はミュージカル「ハッピーマーケット！！」に出演するなど女優として活動しています。

7.杏野なつ

2014年4月15日、日本武道館でのコンサートを最後に脱退しました。学業に専念するため芸能活動を休止していますが、事務所に籍はあるので芸能活動再開が期待されています。

8.鈴木裕乃

2014年4月15日、日本武道館でのコンサートを最後に脱退しました。
現在は2016年公開の映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」水野美莉役、2014年の舞台「フライングパイレーツ〜ネバーランド漂流記」主演・水野曜役、2016年の舞台「リボンの騎士-鷲尾高校演劇部奮闘記-」で主演を務めるなど、舞台主演を張る女優として活躍しています。

9.廣田あいか

子役として芸能界デビューし、2010年にスターダストプロモーションに所属して私立恵比寿中学に加入した廣田あいか。
エビ中を代表する超人気メンバーでしたが、2018年1月3日に脱退し同年4月20日にスターダストプロモーションからも退社しています。
退社翌日の2018年4月21日にTwitterアカウントを設立、その翌日にYouTubeチャンネルを開設し、YouTuberとしての活動を開始しました。
現在は大物YouTuberが多数所属する事務所「UUUM」に所属し「ぁぃぁぃ/aiai」というチャンネルで活動しています。

私立恵比寿中学（エビ中）・松野莉奈さんの死去について

私立恵比寿中学のメンバーを紹介するにあたってもう一人、松野莉奈さんの存在は欠かせません。

松野莉奈（まつの りな）
生年月日：1998年7月16日
没年月日：2017年2月8日（18歳没）
出身地：東京都
身長：169.5cm
血液型：A型

類稀なる美貌でエビ中メンバーとして人気を博していた松野莉奈さんですが、2017年2月8日に突然の訃報が届けられました。

体調不良で前日のコンサートを欠席し自宅療養をしていましたが、8日早朝に突然容態が悪くなり、緊急搬送されたものの死亡が確認されました。死因は致死性不整脈です。

松野莉奈さんは小学1年生の時に表参道でスターダストプロモーションにスカウトされて芸能界入りし、2010年2月に私立恵比寿中学に加入し、2012年5月にデビューしました。エビ中でのイメージカラーは青、出席番号は9番です。

2017年2月8日に死去したことがニュースなどで取り上げられると、エビ中公式サイトから2月25日に開催予定だったパシフィコ横浜・国立大ホールでのファンクラブイベントの中止と、「松野莉奈を送る会」を開催することが発表されました。

「松野莉奈を送る会」の当日は、メンバーカラーの青と同じ真っ青な晴天でした。

祭壇には松野莉奈さんが気に入っていたシングル「夏だぜジョニー」のアーティスト写真が飾られ、メンバーカラーの青のカーネーションやバラ、かすみ草など約4000本の花で彩られました。

「前を向いて、明るく松野さんを送り出したい」という思いで気丈に振る舞ったエビ中メンバー、ももいろクローバーZら同じ事務所の全姉妹グループ、モデル仲間や関係者、そしてファンなど約2万人が参列しました。

グループの楽曲を手掛けてきたヒャダインいわく、「私立恵比寿中学に加入したばかりの頃は歌が下手でどうしようもない子だった」彼女は、沢山の努力を積み重ねて成長していく姿をファンに見せてくれました。

透明感があり整った顔立ちでエビ中の中でもトップクラスの美貌を持っていた彼女は、ビジュアルだけじゃなく性格まで良いことで知られています。

「美人は性格が悪い」という言葉を覆す性格の良さで、誰からも愛される存在でした。

松野莉奈さんの死去による私立恵比寿中学からの脱退に関しては、存命メンバーの離脱ではないためこれまで脱退者に使われていた「転校」ではなく「卒業」とし、2017年4月になってからエビ中公式サイトよりメンバープロフィール一覧から外れました。

残されたメンバーは悲しみを胸に抱えながらもファンのため、グループのため、そして自分の夢を叶えるために、新たな私立恵比寿中学として再スタートを切り、現在も多くの人を笑顔にする活動を続けています。

まとめ

私立恵比寿中学の現役メンバーの人気順ランキング・プロフィール、脱退メンバーの現在についてお届けしました。

6人組となってスターダストプロモーションのアイドルセクションを盛り上げているエビ中から今後も目が離せません！